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プロトコルがもたらす変化(後編):尻尾をかんだ蛇最終章(その6)

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 シリーズ第6話 メチレーションケアによって引き起こされる毒性物質のバーストとその後の小さな回復を3回くりかえしたのちにコロナ罹患。そしてやってきた第四のバーストを越えて果たしてDETOXは「成功」したのか?現れ始めた本質的な回復(のように見える)事象について見ていきます。 シリーズ記事 尻尾をかんだ蛇最終章へ(その1) 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) Ⅲ型アルツハイマー病、メチレーションによる解毒は必須事項:尻尾をかんだ蛇最終章(その3) プロトコルがもたらす変化(前編):尻尾をかんだ蛇最終章(その4) プロトコルがもたらす変化(中編):尻尾をかんだ蛇最終章(その5) DETOX成功と判断するために 2023年にコロナに罹患して危篤状態になったところから生還したものの、このイヴェントは病状的にもプロトコル的にも断絶を作ってしまい、リハビリによる物理的アプローチとその成果とも混ざりプロトコル成功による「回復」の判断をとても難しくしてしまっています。 攻撃は最大の防御:メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その5) リハビリはなくてはならない刺激ですがⅢ型アルツハイマー病おいてはどれだけリハビリを重ねようとも毒性物質のダイレクトアタックにより死への下り坂へと引き込まれていくことは自明。対抗するためにメチレーションを使って毒性物質の負荷を下げる、下げられた成果としてシナプスの再編成が始まり神経の再生が起きてくる。。。と言ったシナリオなのですが、入院生活で失っていた機能の自然な復帰とどう切り分けるか。 コロナ罹患から3年半ばかりの時間が経ち、退院時を起点にすればほぼすべての項目で改善が見られるのですが、その中からコロナ罹患直前(第三のバーストを越えた後)のレベルと比較して改善がみられるものを中心に見ていきます。 言語・コミュニケーションの改善 意味性失語 発語がないので判断に迷うところですが言葉の意味を聞き取ることは2021年の第二のバースト時あたりからかなり困難で、「立って」「座って」「口あけて」などが通じなくなり入浴や食事、サプリメントの摂取に大いに不便をしていました。第四のバースト以後、伝達がスムーズになっています。音声で聞き取るよりも雰囲気で感じ取っているのかもしれませんが「感じ取って判断して行動する」という連携がうまくいき始めていること...

プロトコルがもたらす変化(中編):尻尾をかんだ蛇最終章(その5)

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 シリーズ第5話 全貌を知らずに踏み込み、ひたすら前進するしかなかった治療法がない若年性Ⅲ型アルツハイマー病に対する長い長い自由診療・私費によるDETOXへの取り組み。ようやくゴールが見えてきた今振り返ります。 プロトコルがもたらす変化の中編です。 シリーズ記事 尻尾をかんだ蛇最終章へ(その1) 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) Ⅲ型アルツハイマー病、メチレーションによる解毒は必須事項:尻尾をかんだ蛇最終章(その3) プロトコルがもたらす変化(前編):尻尾をかんだ蛇最終章(その4) コロナ感染、命の危機を乗り越えて再びのメチレーション コロナ感染から2カ月間の入院生活のあいだはプロトコルどころではありません。最低限の栄養さえもどうかすると危うい状態で、当然メチレーションは完全ストップして遺伝的個性のままの代謝状態に戻っていたと思われます。 退院後の立て直し奮闘についてはこちら記事で ↓ ああ、代謝の個性を無視しないで!:メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その3) 栄養状態をととのえてゆるゆるとメチレーションケアをスタートしていきました。 メチレーション再スタートからの第四のバースト2023 多くのものを失った入院生活でしたが、メチレーションがストップしたことで排泄能が低下した反面、蓄積毒素の遊離は一旦止まって身体にかかる毒性物質の負荷は軽くなっていたのではないかと思われます。さらに肺炎治療のために使用された複数の抗生物質によってそれまでくすぶっていた感染のいくつかが解決した可能性があります。薬剤の適応を正しく理解できればよかったのですが2か月分の治療明細からピックアップすることもまして読み解くこともできず「悪いことばかりじゃないよね...」と思うところからのスタート。 ケアを再開したところでそんなにすぐにはメチレーションの活性も起こってこないだろうと超初期モードのつもりで出した検査の結果が驚きでした。 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) 複数の金属が、なんじゃこりゃ、場外乱闘級の大バーストを起こしていました。そして一番の驚きはまだまだ先のことだと思っていた水銀のバーストです。 Dr.Yaskoより”Wow!” ”Excellent” ”BEAUTIFUL”とコメントの嵐でした。 バースト中 退院から半年ばかりの頃なので、入院生...

プロトコルがもたらす変化(前編):尻尾をかんだ蛇最終章(その4)

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 シリーズ第四話 医療的に治す方法がない。どうにもならないと知っていても何とかとジタバタせずにはいられない。 私費・栄養療法プロトコルを始める動機としてよくあることではないかと思います。安くない費用必ず効くはず、どこかに良い兆候はないかと探す、変化があれば一喜一憂することでしょう。ヌートリジェノミクス9年目、リコード時代から数えて11年目になる私たちが現実に経験してきた変化とその解釈を検査結果と合わせて時系列で紹介していきます。 今回の記事内容の多くは過去記事との重複になると思いますが最終章ですのであえて繰り返します。当時のあまい予測が厳しい現実へと変わっていく様。お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 シリーズ記事 尻尾をかんだ蛇最終章へ(その1) 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) Ⅲ型アルツハイマー病、メチレーションによる解毒は必須事項:尻尾をかんだ蛇最終章(その3) メチレーション以前の変化 私たちの最初期の取り組みは現在「リコード法」と呼ばれているものがまだ「MENDプログラム」と言われていた時代にさかのぼります。「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」を合言葉に生活習慣の改善に主に抗酸化目線でサプリメントをプラスした取り組みです。 血液検査で見える代謝の改善とそれによる変化 この期間では一般血のチェックしかできていませんが、脂質異常、高血糖、内分泌etc.年齢的に気になる生活習慣病指標のあれこれが軒並み改善しました。そしてかなりはっきりとしたアルツハイマー病症状の改善が見られたのです。お年頃だと放置せず生活習慣病にはきちんと向き合う。巷で言われるアルツハイマー予防対策、徹底すれば寛解までいかないまでもいくらかの効果あると言えましょう。根本原因が生活習慣病にあるⅠ型アルツハイマー病で超初期の場合は完治してしまうかもしれません。私たちにとっては毒性物質という本丸に挑む前のボーナスタイムで以後の取り組みに対する勇気を与えてくれた期間です。 種々の私費対策による変化 初手で大きな成果を手にしたことで(結局一過性だったけれど)、勢いづいて完全治癒を目指して効くという記述を見れば高額のサプリメント、メタルフリーの歯科治療、点滴療法やグッズなど、スピ系を含むあらゆる認知機能改善を謳うものに手を出していきます。合わせてオニのごとくリハビリに邁進しま...

 Ⅲ型アルツハイマー病、メチレーションによる解毒は必須事項:尻尾をかんだ蛇最終章(その3)

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シリーズ第三話 現在のデトックスの状況については前回  毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) でお話しました。今回は激しい副反応のリスクを負ってまでなぜデトックスにこだわるのかを掘り下げます。そしてメチレーションによるデトックスがゴールへ近づいている今、何が起こり今後何が期待できるか。よろしくお付き合いお願いいたします。 シリーズ記事 尻尾をかんだ蛇最終章へ(その1) 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2) Ⅲ型アルツハイマー病とは ブログ中で何度となく繰り返してきた話ですが今一度確認しておきます。 アルツハイマー病の中には海馬のダメージが少なく記憶障害がほとんどないものがあります。 記憶が失われない代わりに広範囲の脳障害となり、計算や言語や運動に深刻な不具合を起こすことが多いタイプです。 若年性アルツハイマー病のうち約30%(アルツハイマー病全体で約10%)を占めるこのタイプは他の脳疾患(治療法がある疾患)のスクリーニングですべて否定されたのち消去法で「アルツハイマー病」と診断されますが、それはつまり正体不明で治療のしようがないため便宜上「アルツハイマー病」という病名で診断がなされるということなのです。例外というには結構な割合の気がしますがそこは素人のツッコミ。どうせ治療がムリならなんでもいいってことでしょうか。医療的には根拠なく認知症薬が投与されるか放置されるか。一般的なアルツハイマー病に対する支援を提案されても実情に合わず戸惑うことになります。 そして通常、記憶障害を主症状とする典型的なアルツハイマー病にくらべると、およそ3倍のスピードで進行し、かつ易怒性などの感情障害が強く現れ本人にとっても介護者にとっても厳しい闘病となります。さらにその進行の速さから発病から絶命までの期間が短いという特徴があります。 メイヨーで分類では「海馬温存型」とされるタイプであり、リコード法的に「毒性アルツハイマー病(Ⅲ型アルツハイマー病)」と言われています。 過去記事より ↓ Ⅲ型アルツハイマー病との闘いが行きつく先は?(その2): 戦慄!3型アルツハイマー病の正体を見た - 12月 09, 2021   YOROZUとⅢ型とデトックスと 今や13年目となる闘病生活。通常5年余りで絶命にいたるⅢ型アルツハイマー病としては異例の長期生存を更新中です。アルツハ...