遺伝子の乗り物をのりこなそうよ
冬が過ぎ春も駆け抜けて夏間近 季節めぐって変わらず回復へのチャレンジが続いている 失語、失行は相変わらずだけど去年よりも意思疎通が速やか それってすごいことじゃないかな? リコード法、スタートして 2年と・・・あれ?どれくらいたったのかな? もう、いろんなことがありすぎて訳がわからなくなってしまいました。 最近の会話から Rube:あれ?オレ、退職して何年たったかな? Musica:3年とちょっとだわ R:え?まだそんなもんか?う~ん・・・記憶がさ、結構ぼやけてる部分があって、遠い、遠い、めっちゃ昔のような気がする。気が付いたら「あれ?なんでオレここにおるねん?」ってさ、浦島太郎みたいな気分だ。 M:むふふふ、ここ1年ばかりのチョー絶リハビリの印象が強すぎる? R:いや、まあ・・・とにかくこれまで何しとったんやっけ?みたいな感じか。怖いでえ。 M:ま、ね、退職直前なんて、かなり混乱してたから何やってたかもよくわかんないのはなんとなくわかるなあ。思い出さんでもええんとちゃう?(思い出したって辛いだけだからさ) 会話の中に見え隠れする アルツハイマー病の脳との付き合い方の変化。 つい2週間まえ アルバムめくって過去60年の旅に行った時 高校卒業から退職までの記憶がほとんどアクセスできなかった。どういうことなんだろうね?そして、また繋がろうとしてるのかな?玉手箱の中にしまわれた記憶が見え隠れ??? R:あのさ、オレなんでこんなことになったんだ? M:おっとお、また来たか!何回も説明しただろう? R:ご、ゴメン 聞いた覚えはあるけど、頼む、もう一回!でさ、だから、いったいどういう病気でこれからどうなるん? M:(うううう、説明するたびにこじれるから正直イヤなんですけどおお)聞く気ある?なかなかにコワイ話も出てくるよ。 R:頼む!オレも知っとかなあかんやろ? 何回説明しても、脳のモードが変わるたびに印象に残る部分が変化して、なかなか完全な理解には至れない。それがわかっててもやっぱり知ろうとしてくれるのは悪いことではないよね。 「標準医療ではなおらないことになってて」→「治ってきてるって言うてたやんか?あれウソか...