回復をあきらめないで 闘う相手はわが身の中に
ごはん・すいみん・うんどう・おふろ 「病気」という見えない相手と格闘する毎日 いいえ、闘う相手は実は病気だけではなく 意外なところに身を潜めていたんです 「アルツハイマー病 真実と終焉」で「ビルに手榴弾」と表現される3型アルツハイマー病 広範囲の皮質のダメージが、様々な機能を奪っていく中期に差し掛かるかというところからスタートしたリコード、2年経過しました。 絶望との闘い 「回復」は幸せだったのか、不幸だったのか? はたしてこの状態は「回復」と呼べるのか? ゆるやかな認知機能の回復と、入れ代わり立ち代わり訪れる身体の不便 いきなりバッサリと落ちてしまう残存機能 「いつまで続ける?」「どこまで続ける?」 着替え、トイレ、物を取り落とす、ドアノブが見つけられない、ファスナーの開け方がわからない etc. 脳は古い記憶をいったん放棄して新たに繋ぎなおしていく・・・本当だろうか? 残存機能が抜け落ちて、いきなりできなくなる現象は 何段階ものステップを飛ばして後期まで急進行したかのように見える 「サプリメンテーションに間違いが!?」 「ついにタウのプリオニック爆発が起きた!?」 今回こそは敗北、リコード撤退? 何度も頭をよぎるけれど 抜け落ちた機能はゆっくりと力強く復活してくる まだ 立ち止まるわけにはいかない 2019年 2月 2019年 4月 2019年 6月 不安との闘い アルツハイマー病は機能回復訓練の適応にならない くり返し 病院で相談をして問い合わせもしてもらって 結局受け入れ先はどこにもないことがわかったのが昨年秋 誰が何と言おうと抜け落ちは喪失とは違う!みすみす 能力を休眠させるわけにはいかない 音楽教室の新規募集を停止して腹をくくった自宅でのリハビリなのだが 「いつまで続く?」 はたして効果はあるのだろうか? 手痛い収入減 家計が破綻するのと回復とどっちが早いだろう? 病識パラドックスとの闘い アルツハイマー病は尻尾をかんだ蛇 進行するほどに病気に飲み込まれて病気の姿が見えなくなっていく 恐れも 苦悩も ほどほどにうまい具合に薄れていく 回復すると何が起こるか? 認知機能の回復は 失行に対する客観的な認...