それ以前にオモロイから
リコードファイター MUSICA YOROZUです
現在 曲折はありますが維持&回復の路線をキープ
リコード プラス α、β、γ、努力継続中です。
2017年6月に公開の記事に2018年10月、追記。
当時、なすすべなく進行するだけだったアルツハイマー病
ReCODEプロトコルへの取り組みを始めようとしていたころの記事です。
現実に進行抑制 回復へと向けることがでた貴重な記録だと思います。
こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです
若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり
生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師
ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ
同行二人旅の記録となります
様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において
私たちが体験する実例その6
様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において
私たちが体験する実例その6
尻尾をかんだ蛇
脳機能の低下によって引き起こされる症状を自覚するのも脳機能である
アルツハイマー病にかかった脳は自らが破壊されていく危機感を感じ続けることができない
ダメージがダメージの存在を意識の中から消していく
へびが自らの尻尾をくわえ 自らをのみこんでいくように
アルツハイマー病とともに生きる
じりじりと進行していくアルツハイマー病
行きつく先は脳機能の消失による 生活 そして命の危機なのだが 今日 明日にどうなるものでもない
来週 来月 急変は考えにくい
たとえばあと5年の月日が見込めるとする
5年間 毎日絶望のため息をつき続けるのは 実はとてつもないエネルギーと集中力を要する
1年ではどうだろうか
嘆き続ける根気があるとすれば大したものだ
そんなところにエネルギーをかけ続けるのはまっぴらごめん
大抵の不治の病がそうであるように どこかで「受容」することになる
さらに当人は認知機能の低下にともなって 絶望も恐怖も時間とともにうすれていく
病とともに生きる(普通の)日常生活がやってくる
日常とはなんだろう
当然のことだが「日常生活」という絶対的なものは存在しない
その時々の個人的な 身体的な条件 経済的な条件 社会的な条件etc.の影響下での時間の流れとでもいうべきだろうか
病の進行にともなって急激ではないが日々条件がかわっていく
私たちは とかく 失った状態を非日常として「日常」を取り戻そうとするけれど その時の条件が その時の普通で そこに流れる時間こそが日常といえるのではないかと思う
これは 何も病にかぎったことではない
その日そこに流れる時間に真正面から取り組む
音楽 / 療法?日常!
さて 私たちの日常だが
1日当たり5~6時間のオーボエの練習はほぼ基礎訓練
1日当たり1~2時間の音楽鑑賞 楽譜の研究
アルツハイマー病と音楽をならべると「音楽療法」へと連想が行くことが多いだろうが 「美しい曲を楽しむ」というものでもないし 「音楽の効能」を求めるものでもなく 主人にとってただの日常なのだろう
社会的なしがらみがなくなり 身体的に可能な今 「個人」がクローズアップされているのだろう
私の仕事は、主人のために
リードをつくったり 楽器周辺の環境をととのえる
コンサートを企画する 交渉する
演奏できる曲を作曲する編曲する
サポートをしているようだが 実は私自身が楽しんでいる
教師として 音楽家として培ってきたものを材料に興味のままにつきすすんでいる
人と出会う 交渉するワクワクするではないか!
長らく関白亭主に家の中に押し込められていたのだから
結果として生活にリズムと張りがありたいへんありがたい
「今は」 ではあるが
また、主人にとって「家事」という非日常がレクリエーションになっている様も興味深い
ナニワのアーティスト魂
主人と私の行動はお互い別々なオモロイでなりたっています
毎日オーボエの基礎練習を欠かさないのはなぜか
単純にオモロイから
指がもつれて いつまでも上手くいかない練習に長時間付き添うのはなぜか
同じくオモロイから
食事の工夫をするのは
掃除をするのは
オモロイんですわ
お互い ええことしてるつもりやないんやで
逆説的ですが 初診からの3年4か月はこの脱力した日常をみつけるためにコンサート活動をはじめ あれこれとチャレンジ最大の力を振り絞ってきたといえます
先に行くほどに 状況はきびしくなるはずですから 本人が理解できるうちに 家族に努力できる力があるうちに
これならまあふつうやな
と思えるポイントをみつけておきたかった
その普通すらもすぐに滑り落ちていくなかで どんなに「ええこと」でもガンバリでは続けられない、続ける自信がない
不自由が増えてきてやっと実感できるようになりました
ええことやないけどオモロイねん
「ええこと」である必要はないと 真剣におもっています
VIVA! わがまま
出典はわすれてしまいました。学生時代に聞いたことばです
「ピアニストである前に音楽家であれ。音楽家である前にひとであれ」
たしかに そうだとおもいます
そして
「患者である前に家族。家族である以前に個性あるひと」
また
「介護者である前に家族。それ以前に独立したひと」
ひとである以上 個性があり 好き嫌いがあり やりたいことがあり 我慢できないことがありますから 「ええこと」に縛られないでわがままに 面白がっていけることを願っています
みんなで若年性アルツハイマーな生活を理解しようの会
下記リンク 興味をもっていただけましたら ぜひともご参加ください
渡れない川をはさんで
私には主人から見えている世界を正確に知ることができず また 主人の方からも私のいる世界を把握することがむずかしくなる そして 二つの世界をへだてている川は時とともに幅を増していくのはさけられません
以下、追記です
主人は「・・・でなければ改善する」とDr.BREDESENからも治らないよとお墨付きの進行したⅢ型アルツハイマー病。確かにしつこい。怪奇現象&不思議反応が続出でどうにもこうにも苦戦。。。
それでもあきらめずに あの手この手 猫の手孫の手。続けていられるのはひとえに「オモロイから」と言えると思います。
「オモロイ」と思わなければリコードにも取り組まなかったかもしれない。
そして すべては 「療法ではなく日常」。
何かと制約のおおいリコード生活ですが あたりまえの日常として ゆるりと過ごしています。
リコードで治らないのなら さらにプラスして何が悪い?もっとできることがあるかもしれない、新しい出会いには わくわくです。Ⅲ型の毒素対応は実は命の崖っぷちを歩いてるようなものなんですけどね。そんな経験も そうそうできるもんじゃありませんから オモロイ で突き進んでまいりましょう。
インフォメーション
主人への取り組みをベースにリコード目線で音楽療法を編み上げました。
オリジナルCDできました(¥1000+送料)お問い合わせください
実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。
ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察
アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択
まずは「アルツハイマー病の真実と終焉」をお取り寄せしてみましょう。
ReCODE認定の先生がおられます
日本初のRECODE認定医 今野先生のクリニック
暖かいお人柄で豊富な経験でサポートしてくださる菊池先生のクリニック
認定医ではありませんが「アルツハイマー病 真実と終焉」監修の白澤先生のクリニック他、栄養療法を取り入れているクリニックでは 協力を得やすいように感じています。
ここに経験者、仲間がいます。アルツハッカー掲示板メンバー登録
個人的に連絡くださってもいいです!
私たちよりももっと大きく改善する可能性のある方が大勢いると思っています。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちはあきらめていません。
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