日々の変化に翻弄されながら / 若年性アルツハイマー病とゆるやかにたたかう
こんにちは&はじめまして
MUSICA YOROZUです
MUSICA YOROZUです
若年性アルツハイマー病
初診から3年と7ヶ月 診断から2年
失ったものが何だったのかすら実感できない
とりもどす?うまれかわる?
MENDプログラムをもとにした回復をめざす行動は
5か月目に突入しました
失った指使いにリトライして
千の風になって
右手の指の距離感がつかめなくなって
運動そのものも迷ってしまう「失行」の症状が強くなって以来
ずっと人前での使用を避けてきた音がたくさんある曲
基礎練習は続けて様子をみていたので
MENDプログラム開始からの変化で 多分大丈夫だと判断してのリトライです
できました
少々危なっかしいところもありましたが復活です
少々危なっかしいところもありましたが復活です
右手
初めはとんでもないところに伸びていた指が
キーに当たるようになり
これで良し!とおもっていると 縮こまってしまい届かない
また 取り戻したかと安堵したら
次は絶妙にとなりのキーとの境目に着地
怪奇現象はダイナミックに日替わりしました
失くしていく過程と新生の過程を比較して
「間違える」という点だけを見るならば
どちらも「間違える」ですが
ちがうところが二つ
その1:自覚のしかた
昨年秋 失くしていく過程では・・・
「どうして変な音がでるんだ?」を連発
「楽器がおかしい」「わけがわからない」etc.
ますます距離感を失い 指の当たり所が(同一方向へ)さらにとおざかっていく
出るべき音が出ていないのは(当然?)わかるけれど 距離感が失われ、さらに 指の感覚がないので修正できない状態
今回 取り戻す(生まれ変わる)
過程では
「ん?どこがおかしい?」と検証する
「この指だ」「この音だ」「またやってしまった」
慎重に集中して つかめる距離を発見する
翌日はまた距離感がかわっているので同じ作業を繰り返す
音楽の流れに乗って歌いこむ(指の感触から気がそれる)と指が暴れる状態
その2:症状のでかた
失くしていく過程では 「できる」と「できない(同じ傾向の)」を行ったり来たりしながら次第にできないことが多くなっていったのに対して 取り戻す(生まれ変わる)過程では 日替わりで出現する「できない」に対応しながら「できる」を手に入れていく
うっすらと残っている「できていた」感覚を放棄して 脳が新たな「できる」をさぐって変化しているのを見ているような気がした(この観察が正しいかどうかはわからないけれど)
新たな課題を発見
長らく避けていて 問題として取り上げることがなかった左手人差し指のコントロールの不具合がこの度のリトライで浮上してきました
もう2度と復活することはないとして放置している間に「ごまかし方」が習慣化してしまったらしく 次の課題です
2か月後に向けてチャレンジはつづきます
実験的にやってみたベルについて
YOROZU×YOROZUのコンサートでは ミュージック・ベルを使った即席合奏で 皆さんに参加していただくコーナーをつくっている
ユニットスタートの1年と6か月前は オープニング・ベルをパートナーとして演奏してくれていた
その6が月後 ハロウィーンコンサートでは「むしの声」の「ちんちろちんちろちんちろりん♬」をベルで刻めなかった
さらにその6か月後 パーティーの余興で 1つの音をタイミングに合わせて出すことができなかった
今回 打ち合わせ抜きで いきなりだが合奏のベル・パートにはいってもらった
結果
教師魂復活も手伝ってだろうか、タイミングを合わせて合奏をリードすることができた
合奏自体は老人ホームの入居者さんにもやってもらえるようなもの。全く簡単な作業なのだが 実はたくさんの部位の連携によってできる活動なのだろう。ネットワークの復活を実感した
MENDプログラム やってみて
アルツハイマー病は脳の病気
脳は身体だろうか?心だろうか?
この微妙な感触をばっさりすてて
まずは身体の一部としての脳にむけて働きかけることの大切さを実感しています
迷うことや とまどうことが増えると 葛藤や不安から心が萎縮してしまったりもしますが 身体としての「脳」が元気になると 確実に状況がかわっていきます
栄養をあたえて 太陽の光をあびると とにかく何かがしたくなる
身体が動き始めたら 心の状況はどんどん変化するようです
「気の持ちよう」と言う前に 身体に働きかけることの大切さを実感しています
こんなことをしています
・デトックスなメニュー
・糖質制限+ココナツオイルの摂取
・グルテンフリー
・15時間の断食
・ゴマ油・オリーブオイルの使用
・ビタミン他 サプリメントの摂取
・ハーブの摂取
・朝の抹茶
・早寝はやおき
・C-PAPによる睡眠時無呼吸症対策(酸素の確保)
・空間殺菌(血液の浄化効果あるかも?)
・コンスタントな家事労働
・オーボエの練習(脳トレ・指トレ・有酸素運動)
・お散歩(ぷち登山)
・ことわざ音読
・数独
・ジグソーパズル
・お散歩(ぷち登山)
・ことわざ音読
・数独
・ジグソーパズル
・通奏低音の勉強
こんなアルツハイマー病
海馬のダメージはほとんどないから
記憶障害がほとんどない
主な症状は言語障害と手指の失行 小さな思考のつみかさねができない
不安と混乱でパニックになる
「Ⅲ型」とも「海馬温存型」ともいわれる
アルツハイマー病らしくないアルツハイマー病は
ほうっておくと普通の2倍のスピードで進行してしまう
行き着く先は生命維持機能の消失
恐ろしい病気と闘う手立ては
適切な栄養 適切な運動 すこやかな規則正しい生活
優雅でのどかな闘病生活で
身体が自然に健康をとりもどしていくそのスピードが 病気の進行を上回るか否か
穏やかでのどかな
けれど命がけのたたかい
やらんでもええけどやってもええんや
教師時代の主人
お決まりの「せんせえ なんで音楽なんかべんきょうせなあかんの??」との生徒からの質問に「やらんでもええけどやってもええんや」と答えていました
治療法がないと言われている病気をあいてにジタバタ
「やらんでもええけどやってもええんや」
今のところ毎日感動の変化が続いています
今後の展開お見守りください
今後の展開お見守りください
みんなで若年性アルツハイマーな生活を理解しようの会
下記リンク 興味をもっていただけましたら ぜひともご参加ください
練習風景 その他音楽活動アップしていますYOROZU×YOROZU
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