番外編:坑道のカナリアは誰だ?~ガンドリー効果~


今回 番外編

ガンドリーメソッドをはじめてみて感じたこと書かせていただきます
あくまでも個人的な現象のレポートです


炎のリコードファイターMUSICA YOROZUです。
今回 記事の主役は私、MUSICAです。

ガンドリー12/3へのチャレンジ

主人は「・・・でなければ改善する」とDr.BREDESENからも治らないよとお墨付きの進行したⅢ型アルツハイマー病。確かにしつこい、どうにもこうにも苦戦の連続。。。

そんなReCODE 1年半の私たち。ある方から勧められた本をもとに、何とかならないかと主人のためにガンドリーメソッドを試してみることにしたのです。



まずは スティーブン ガンドリー博士が書かれたこの本
かいつまんで言うと
レクチン、A1カゼインを含む食べ物を避けて、腸管の健康、細菌叢の育成をしようというものです
ReCODEで取り組んできたKetoflex12/3のタイムスケジュールにガンドリーフード
ガンドリー12/3 とでもいうような食生活に切り替えたのですが、

その結果

主人はメキメキ元気になりました。
いっしょに生活している私はというと・・・

腸が健康になると 当然排泄も健康になるはずです。Ketoflex も 相当な健康志向食ですから 主人はずっと快食・快便
サプリメントの調整をしたり、一時的に医薬を使ったりのたびに 主人の排せつ物がどうなるかといつもドキドキ注目してましたから知ってるんです。
そして わが身・・・あれ?もう何年もの間「大蛇」に出会ってない。
「今日はたまたま」「今日はたまたま」と 毎日未消化のまま排泄される「昨日食べたモノ」にお会いしていました。
主治医から「何より体重の維持が状態の維持につながります、頑張ってください」と言われる持病アリの私、病気のせいで消耗があるとはいえ、主人と一緒のKetoflexメニューに体重のため 糖質プラス、カロリー多めを目指してもどうしても体重ふえず。これは 食べてるだけで 消化吸収できてない、ということじゃないですかね?

ガンドリーメソッド始めて
元気になっていく主人、でも私の方は時々「蛇」さんとお出会いする程度、腸の具合はよくない よくない よくない さて どうしよう??

イチかバチかで3年半のあいだ服用し続けていた抗生物質を中止することにしました。
幸い X線の画像的にも重篤感がなく Dr.もOKしてくださり、だって抗生物質服用してると腸内細菌さん、善玉菌まで死んでしまいますものね。抗生物質を中止して3日目あたりから毎日欠かさず「蛇さん」とお会いできるようになり 1か月たつ頃には「大蛇」と1日3回遭遇することもめずらしくなくなりました。(しかし、なぜか体重は減少傾向)

フェイズ2からフェイズ3へ

さて、ここでガンドリーメソッドをもう少し詳しく

フェイズ1 は 3日間クレンズとされ、完全な除去食にチャレンジ
その次の6週間は フェイズ2 除去食を継続、習慣づける

快調に快腸をプラスして 集中力もアップの主人。
抗生物質をストップしてどうなるかとヒヤヒヤだったけれど 悪化することもなく、の私。

しかし、フェイズ2 突入あたりから 抜け毛が増え 頭皮がカサカサ 場所によってはジクジクのトラブルが出始めました。ところどころに小さな「広場」も出現。さは ストレスの限界かと思っていたのですが・・・

フェイズ3 食べないモノを除去することに慣れて、腸の具合&身体に具合がよくなったら、除去していたものを少しずつ試して、もう一度食生活に導入していく


食材もメニューもマンネリ の ストレス&あせり(のようなもの)からフリーになって長くライフスタイルとして定着するものにカスタマイズすること、とでも言えるでしょうか。
さあ、どんな食材を復活させようか?
実験を開始、まずはピーマン
ナス科の食材は 種と皮にレクチンが含まれます。種はとりのぞき、皮は・・・そのままで圧力調理してみました。やわらか~い。
圧力をかけたピーマンはキレイに皮がはがれるのですが、そこは実験、皮も全部いただきました。
その結果は・・・
次の朝、身体がしびれて起き上がれませんでした。
そんなばかな!
これまでは 何ともなくピーマンを食べていたのですから、まさかのまさかです。主人は何ともなくいつも通り。午後には普通になりましたが、午前中いっぱいはだるく、しびれた感じでした。
ナス科のレクチンは神経を攻撃して麻痺させる働きがあるそうです。

思えば このだるさ、実は常に感じていたものではないかと。なんとなくだるくて どこかが重たい感じが日常的になり過ぎて「変だ」と感じることすらなかったのではないかと思いました。1か月とすこし、除去食で「だるくない」状態が普通になっていたため 敏感に感じられたのだと思います。

あの薄い皮を丁寧にはがしてまでピーマンを使いたいかというと NO ですから、その後ピーマンは口にしないことにしました。

その後も これまで気にせずにというか むしろ好んで食べていた食材をためしていきましたが
・鼻水、痰、激しい咳き込み
・頭痛、眠気、倦怠感
・下痢、
・肌荒れ、湿疹
といった症状が 次から次へと出てきました。 ほぼ半日~1日で消失するのですが敏感さに自分でもびっくりです。
これまで 何としても避けるべきだと思っていた 小麦のグルテン(グルテンはレクチンの一種)での反応は ちょっとくしゃみが出るかな、程度の穏やかなものでした。

実験はまず私、主人には疑わしきものは出さないことにしていましたが 同じものを食べても反応が出るのは私だけ。かなりのびっくりです。

坑道のカナリア

「食のパラドックス」の中でのたとえ
レクチンをとっても反応が出ない多くの人の中に 時々激しい反応をする人がいる。そういったケースを 炭鉱のガス中毒を防ぐため 坑道にカナリアを連れていき、鳴かなくなったら危険としていたことになぞらえて「坑道のカナリア」と呼んでいます。
症例では 自己免疫疾患などの重病があげられていました。そのような重病ではありませんが 私はレクチンに対して「坑道のカナリア」だったという意外な事実に出会いました。

幼少期からのもしかして

思い起こせば 幼児期から片頭痛をもち、原因不明の吐き気で苦しんでも誰にも分ってもらえない。一番古いひどい片頭痛発作の記憶は 7才の冬、お友達と遊べずにこたつにもぐってズキズキする痛みに耐えている自分です。
子どもは無邪気なものですから、発作のない時はすこぶる元気です。まさか、自分だけがそんな思いをしているとは想像もできず、みんな同じようなものだと思っていました。小学校時代、夕食時に身体が重く、食欲がなかったのは給食の牛乳に反応していたのでしょうか。

中・高生のころは 不定愁訴のかたまり、サボり病と言われ(反応していない時はスカッと元気なのですから無理もありません)大学生になって まわりの学生のスタミナについていけていない自分に 初めて身体がちがうんだなと感じる、などなど。もちろん検査をしてもどこも悪くありません。

40代から 1日1.5食 20時間断食をはじめても 午前中に動けないでうつらうつら眠ってしまう日があったのは 前日の夕食の何かに反応していたのかもしれません。当時考えたのは、気圧のせい?朝の血圧が低いだけ?同時に片頭痛もよく起こっていました。たいてい午後から夜にかけては元気です。

例外的に元気だった時期

どこも悪くないのに どことなくおかしい。ずっとそんな調子でしたが例外がありました。
妊娠中と授乳期です。とにかく元気、身体が軽い。ホルモンバランスが変わったりも当然あったでしょうし、体内で防御のシステムがが働いていたのかもしれませんが やはり 若干食生活がちがっていたかもしれません。

まとめ 

アルツハイマー治療を目指して ちがうところで意外な発見となりましたが、今後気を付けるに越したことはない。ただでさえアルツハイマー病と闘っている主人に 目に見える反応がないからと言って レクチンとの闘いまでプラスする必要はないでしょう。むしろ 避けてしかるべきだと思います。

私自身 長年の片頭痛は Ketoflex12/3 以降かなり減っていたのですが、ガンドリー12/3 にして以来、レクチンチャレンジの時以外に1度も発作が起こっていません。
頭皮トラブルの悪化、抜け毛もレクチンチャレンジと連動しています。
抗生物質でも改善しない 変形した気管支に棲みついている細菌の活動だと思っていた息苦しさ、咳、痰は すべてではないでしょうが 大半がレクチンの攻撃に対する防御だったようです。細菌と闘う余力なく炎症が拡大するのも当たり前と納得。(Ketoflex12/3以来炎症の拡大は鈍っていましたが)

現在、くしゃみ、鼻水、その他 全力で排泄しようとする激しい身体の反応がむしろたのもしく、麻痺したまま どことなく不調を抱えたままでいたことが若干恐ろしく感じられます。

あくまで個人的な反応です。
「坑道のカナリア」は割合としてどのくらいいるものなのでしょうか?きっと多くはないことでしょう。
実際、主人は平気。リコード法サプリメントの摂取でも 身体に負担はかかりはしないかと心配して「健康な」私が一緒に摂取してダメージをこうむったり。

レクチン対策で病気が治るという気はありません。メインの治療法にプラスすることで より治療効果が上がるのではないか、また 原因不明の体調不良がある場合には試してみてもよいのではないかと思います。アルツハイマー病対策としてだけでなく。


種々の食品に対する 失敗談やリアルタイムレポート その他は Twitterのアカウント、musicayorozuで発信しています。

ガンドリーメソッドで避けるべき食べ物(一部です。詳しくは本をご覧ください)

豆、豆製品(発酵、圧力調理済は可)
ピーナツ、カシューナッツ(実はナッツではなく『豆』『種』)
トマト、ナス、キュウリ他 木に実る「フルーツベジタブル」(オクラは摂取推奨)
A1カゼインの乳製品
種、全粒穀物、小麦、ジャガイモ
砂糖、果糖(果物類)

ガンドリー実験メニュー

湯豆腐(圧力調理済)& 120時間発酵バゲット
酵母発酵の麦みそ
2色タマネギとゆで卵のサラダ
(キャベツ、レタス、ブロッコリー、ワカメを添えて)

インフォメーション

主人への取り組みをベースにリコード目線で音楽療法を編み上げました。
リラクゼーション&フィジカルトレーニングに音楽を組み合わせ個人仕様でお手伝いします。幼児からシルバーまで!ヴァイオリン・ピアノ・ヴォーカル 楽しく学ぶならここ /京都 よろず音楽塾

Youtubeチャンネルにリハビリの様子が時系列でならんでいますYOROZU×YOROZU

RECODEプロトコルに必要なものは 毎日根気よくつづけること。どんなにつらくなっても信じること。身体と命を守るための当たり前の行動だから 必ず良い反応があります。主体は本人、そして支える家族。

実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。

ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察 

アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択



まずは「アルツハイマー病の真実と終焉」をお取り寄せしてみましょう。


ReCODE認定の先生がおられます
日本初のRECODE認定医 今野先生のクリニック

暖かいお人柄で豊富な経験でサポートしてくださる菊池先生のクリニック

認定医ではありませんが「アルツハイマー病 真実と終焉」監修の白澤先生のクリニック他、栄養療法を取り入れているクリニックでは 協力を得やすいように感じています。


ここに経験者、仲間がいます。アルツハッカー掲示板メンバー登録



個人的に連絡くださってもいいです!

私たちよりももっと大きく改善する可能性のある方が大勢いると思っています。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちはあきらめていません。



生活視点 生身で体当たりのブログはこちらです~そのまんまでいいよ&ゆっくりしいや~こちらもよろしくお願いします



YOROZU×YOROZUの音楽活動にもご支援いただけましたらありがたいです

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