ReCODEプロトコルver.ヨロズ / 脳トレしながらプロトコル効果を追跡する

”The End of Arzheimer's”「アルツハイマー病の真実と終焉」の
ReCODEプロトコルをもとにした取り組み、2年目
Dr.BREDESENも回復困難というⅢ型 まだまだ闘いです


食事を整えて 睡眠の質を上げて 生活のリズムを見直し
ReCODEプロトコルはいわば身体全体に働きかけて脳におこった事件に対処する
そういう方法なのだと思っています
脳は身体の一部ですから当たり前といえば当たり前
食事 & サプリメントでの栄養補給・睡眠・入浴・運動
ReCODEプロトコルの項目はすべて身体への働きかけなのです
その時点での「脳力」を引き出し
シナプスの生成を促す良質の刺激を与え続けるために
五感総動員で脳へにはたらきかける
そんな脳トレを目指していきたいものです。


ReCODEプロトコルver.ヨロズ トレーニングと現実の効果について
ReCODEプロトコルの項目としてあげられている「脳トレ」オンライントレーニングあり、書店に脳トレBOOKあり、様々だけれど 実践してみた結果の効果レポート&考察です。

その1.優先順位・効果をねらうなら

1.フィジカルトレーニング・・・散歩、ランニング、ラジオ体操、踏み台昇降、反復横跳び、縄跳び、スクワット、筋トレ(腕立て伏せ・腹筋・背筋 etc) その他 身体に少しの負荷をかけて筋肉の成長を促すもの
「脳を使ってない!?」と思うなかれ。身体にかかる刺激はすべて脳へ送られ、身体を動かす信号は脳から発信されています。少し負荷がかかるくらい、ちょっときついなくらいが最適。「キツイな」と感じる「終わった~」と感じる「さわやか~」と感じるすべてが脳への刺激です。

2.日常動作・・・トイレ、入浴、食事、着替え、家事全般、整理整頓、室内掃除、外回り掃除、買い物、調理、食器洗い、洗濯(干す・とりいれる・たたむ・収納する)その他 
できることは極力やってもらう。座ったままでいない。これもフィジカルトレーニング同様に総合的に脳に刺激を与えることになっています。

3.外出、コミュニケーション・・・デイサービス、レクリエーション、地域活動、行事、旅行、その他
家族とばかり顔を合わせている、テレビとずっと向き合っているでは 刺激がマンネリ化してしまいます。イレギュラー、臨機応変。ストレスにもなりますが ほどよくストレスがかかることは脳へ強い刺激になります。実際、旅行や行事のあとにはシナプスの変化がはっきりとわかります。とはいうものの、これらの刺激を毎日用意するのは至難の業なので 3番目にランクしました。

4.趣味、興味・・・手芸、カラオケ、楽器、ダンス、園芸、朗読、お料理、書道、絵画、DIY、その他
やっぱり好きなことに没頭する時間は脳が活発に活動します。工夫を凝らす意欲のわき方も取り組みの積極性も俄然アップします。惜しいところは全身を使うことになりにくいということと一人で没頭になりがちなところ。ver.ヨロズでは何といっても音楽療法です。もと即興伴奏付けをとくいとする音楽教師で、オーボエの練習オタクの主人は、音楽関係の活動ならば1日中でもOKなのですが、閉じこもって楽譜と対面で・・・にならないよう、伴奏合わせで立奏、ゲーム感覚の即興、ボランティア演奏活動など他の要素を組み合わせる工夫をしています。

5.デスクワーク・・・オンライン脳トレ、脳トレ問題集、パズル、読書、その他
趣味が「読書」or「オンラインゲーム」という場合はどうなるのだろう?私も主人に負けず劣らずの音楽オタクなので 実感がわかなくて何ともいえないのですが、できることなら刺激は3次元のものにしたい気持ちがあります。


その2.優先順位・脳の状態をモニターするなら

ReCODEプロトコルにおける脳トレは 脳を刺激してシナプスの生成を促すだけでなく 認知機能の変化を追跡する手段としての役割も担っている。プログラムがうまくいってるのだろうか?血液等 検査の数値とともに重要な指標になるのです。

1.デスクワーク・・・オンライン脳トレ、脳トレ問題集、パズル、その他
ルモシティ、ブレインHQなど数値化して追跡できるので 状態の把握が客観的にできる。


ブレインHQ

ルモシティ


2.日常動作・趣味・・・食事、調理、片付け、衣服の着脱、トイレ、何気ない会話
これら数値化はできないけれど 毎日取り組むことができて、一緒にいる家族には最もよくわかる指標になります。「あれ?今日のごはん美味しい」「玄関のくつがそろえて脱いである」「クラフトの作品の出来が神!」などの変化が見られた時は ポイントアップとみてよいでしょう。
ver.ヨロズでは オーボエの音でたどるのが最もわかりやすいのですが、ほかにも 「スプーンではなくお箸を手に取る」「シャワーの後始末がきちんとできている」「マグカップが水平に持てる」「後ろ手でベルトが通せる」などが調子を見る指標とすることができます。
プログラムを続けていると 良くなってほしい願望があって 変化がない、または少しずつの変化しか見られないことが悪化のように思えることがあるけれど 日常の何気ない会話などを録音するなど記録しておくと 判断を迷わなくて済み、何度も精神的に助かりましうた。たいがい少しずつ良くなっていることに気づくのでおススメです。
明らか悪くなっていた場合は早めにプロトコルの見直しができます。

3.行事、外出、旅行など
いつでもできるわけではないけれど、「非日常」という脳トレはかなり強烈です。
3カ月に一度の通院。バスを乗り継ぐ、受付を通る、待合etc. 同じルート同じ条件の非日常空間での振る舞いが意外に変化を見つけるのに役立ちます。
遠方まで1か月に1度の楽器のレッスン、1年1度の旅行など 前回と比較することで プロトコルの見直しのヒントを得ることができる、実行にかかるストレスが大きいほど 無事に終えた後には大きなシナプスの変化が待っていることが多いです。

その3. 脳トレ効果&プロトコル効果追跡をねらって

ver.ヨロズはよくばりです。音楽塾のカリキュラムにある 観察とステップアッププログラムをつかって 音楽効果を利用しながら どうせやるなら、と 目いっぱいの効果をねらいます。

1.現状観察

前頭、側頭に広範囲のダメージがある主人 プロトコルによる変化の過程で 指の失行 空間失認識 記号失認識 計数困難 などがくり返し現れます。常に現状の確認が必要です。
ReCODEプロトコルによる回復実感はこのように・・・ 

2.ステップアップ課題の設定
確認した状態をもとに 音は一つから、指は1本から、ルールは一つからスタートするオリジナル課題を制作します。






3.観察&カスタマイズ
音楽を使うメリットは 耳からの刺激で正解ならば「快」不正解ならば「不快」を瞬時に認識できることにあります。どの方向、どの程度の「ハズレ」で「不快」を感じるのかを観察することで状態の把握が可能。写真や鏡を使う、記憶を呼び起こす、新しく読む、集中持続時間を変えるなど、日々細かな調整をします。





4.目標行事の設定
「脳トレ」ではありますが 積み上げることで発表できる曲までステップアップして ボランティア演奏、自宅さろんでの集会など計画します。リクエストをいただくなど 社会との接点があることで作業が立体的になります。
予定の管理、演奏すべき曲を把握(記憶)しておく、MCの内容を考えるなど課題は多岐にわたります。




5.観察&カスタマイズ
行事に向けて設定した課題への到達度 到達スピードを観察しながら微調整します。目標がある、適度なストレスがかかることでリハビリ効果が上がり 予期せぬタイミングで突然大規模なシナプスの組み換えが始まってしまい 課題の設定からやり直すこともしばしば。脳の不思議を実感します。





6.実行
ボランティアに赴くためには 忘れ物がないように荷物をまとめるところから、交通機関の利用、道中での食事、サプリメントの摂取タイミングの管理などの課題が目白押し「非日常空間」「コミュニケーション」「臨機応変な対応」脳はフル回転で対応しているはずです。
そして「音楽」
自分の出す音だけでなく、聴いて下さる方の反応をリアルタイムで全身シャワーのように浴びられる効果には何が起こるのか予測がつかない部分が多いです。突然の即興演奏や指揮が始まることも。長年培った「教師モード」にスイッチが入るのかもしれません。



7.終了後の観察
実行後の変化は 実行直前に急転換したモードの充実としてやってきます。そしてまた日々の課題を設定、目標を設定、カスタマイズをくり返していくことになります。同時に「音楽」以外のプロトコルも確認、変更すべき点はないかを考えます。前進できていることがプロトコルが全体として効果をあげていることを示していると思います。



その4. 今後の希望

 誰しもわが身から逃げることはできず、24時間外界からの刺激にさらされ 代謝をはじめとする内的活動を展開しているのだから どの瞬間をとってもプロトコルの実行であり 効果を確認するものと言えると思います。ReCODEプロトコル効果とは「その人の存在そのもの」といえるでしょう。
"The End of Arzheimer's" に描かれている回復事例の多くは「元の職業に復帰」になっています。主人の場合、ステップアップ課題の設定を得意として、受講者の90%以上に課題を習得させるという独自の授業展開をして、教職希望の学生が毎年実習に押し寄せていた現場に戻ることは 年齢を考えるともうありえません。
しかし 主人が主人らしさを発揮し、自らのリハビリに得意のステップアップを取り入れるようになったとしたら
そして 当事者視点を盛り込んだメソッドを作れるとすれば

厳しい現実と闘いながら 未来への希望をもちつつプロトコル前進中です。


インフォメーション

Youtubeチャンネルにリハビリの様子が時系列でならんでいますYOROZU×YOROZU

RECODEプロトコルに必要なものは 毎日根気よくつづけること。どんなにつらくなっても信じること。身体と命を守るための当たり前の行動だから 必ず良い反応があります。主体は本人、そして支える家族。

実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。

ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察 

アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択


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