リコード・標準医療・私費検査・自由診療・代替え医療・民間療法・健康法 を考える :その1
炎のリコードファイターMUSICA YOROZUです。
主人は「・・・でなければ改善する」とDr.BREDESENからも治らないよとお墨付きの進行したⅢ型アルツハイマー病。確かにしつこい、どうにもこうにも苦戦の連続。。。
あの手この手 猫の手孫の手 リコードを超え、どこまでも荒野に分け入って挑戦はつづきます。
「おかしい、これは普通じゃない」そう気づいてからもうすぐ5年、退職から2年と半分、リコードに出会って1年と半分。
この間の体験から知ったこと、学んだこと、考えたこと
個人的 独断と偏見で語ってみたいと思います。
あくまでも個人的意見です。お気づきの点はご教示いただければ嬉しいです。
今回 リコードに取り組みながら変化していったリコードに対するイメージ、理解、まわりの反応等で綴ります。
続編
リコード・標準医療・私費検査・自由診療・代替え医療・民間療法・健康法 を考える :その2
リコード・標準医療・私費検査・自由診療・代替え医療・民間療法・健康法 を考える :その3
続編
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リコード・標準医療・私費検査・自由診療・代替え医療・民間療法・健康法 を考える :その3
出発したころのリコードのイメージ
リコードに出会ったのは このブログ ↓
「アルツハイマー病 真実と終焉」の原著がアメリカで出版される以前のことです。当時はMENDプログラムと呼ばれていました。
MENDってば何じゃらほい?何やら怪しい健康法?効果があるならやってみる?
新聞広告に載っているサプリメントや 週刊誌情報とたいして変わらないノリで近づいていきました。そのころの理解は「健康法」。主治医にはナイショの、そしてナイショでできる範囲の いわば気休めのようなものとして始まったリコードとのお付き合いでした。
標準医療下でのアルツハイマー病とは
指の自由が利かない、言葉がもつれる。主人の異変は何か脳の異常?脳梗塞?脳卒中?とにかく寄らば大樹の影、同じかかるなら最先端医療ができる大学病院へ
そのおかげで 記憶障害がない、MRIでの異常も見られない段階で、 「アルツハイマー病」という病名を上げて、追いつめることができた。主人の診断には病棟、外来 での指導官的立場の3医師が関わっている。最先端検査装置、検査技術はやはりすごい。
すごい!で、だからどうなったか?
結論はシンプル
「この病気は進行します。できるだけ長く よい人生の時間を過ごせるようにしましょう。」
翻訳:(治療法がない。つまり、進行の果てに落命するまでの時間、対症療法を提供します)
お~い!それが最先端医療と研究を誇る 某ノーベル賞受賞者を擁する大学病院のいうこと!?
短期間の改善のあと 効き目がなくなってもやめることができない、あの、対症療法薬の投与に始まってそのあとは・・・?
結局まだ経験せずにいるので想像でしかないけれど、興奮すれば「鎮静剤」?、昼夜逆転すれば「睡眠剤」?、排便がうまくいかなくなれば「下剤」?食べられなくなれば「胃ろう」、呼吸困難になれば「気管切開」、そして 権威ある「死亡診断書」の作成。
オブラートに包まれた表現が巷にあふれてわかりにくいけれど、忘れてはいけない。
標準医療の枠内で考える限りアルツハイマー病は「ただ、死んでいくのをじっと見ているしかない病気」だということを。リコード と 保険 と 私費 と
いやはや 医療に「私費」などというものがあるとはついぞ知りませんでした。
あ、ひとつ知ってましたね。出産時の入院費用は、疾患がない限り「私費」だった、たしか。
とはいえ、そもそも 常々病院の窓口で支払っているのが 保険によって3割負担になっているなんて言うのもほぼ意識していない、意識することなく過ごしてこれた 国民皆保険 日本の制度の素晴らしいところだと、本当に思います。そう、標準医療で、保険診療で治る病気の場合、こんなに頼りになることはないと。
だから 大学病院、なんだってできると信じてました。
さて、リコード。主治医にナイショだろうがなかろうが、食事療法のKetoflex12/3、運動、脳トレ、ここまでは何の問題もありません。サプリメントの摂取はちょっとドキドキ、でも、主治医にはナイショ。どうやら主人はⅢ型らしい、とⅢ型、バイオトキシン対策をしていたのですが、解毒行動を終えたところでナイショにしきれない事態がおきました。症状の大逆転です。
まずは1年半ぶりのMMSEで2ポイントしか下降していなかったこと。さらに、不信がった主治医のリクエストでその1カ月半後、6ポイントの上昇と 明らかな改善が確認できたこと。検査をしていないので底の状態からの回復は推測でしかありませんが、半年での回復は10ポイント近かったはずなのです。主治医としてもスルーはできない。「実は・・・」と出版されたばかりの”The End of Arzheimer's”(原書)と取り出したところ「あ、それって生活全般に介入したりとかタイヘンなのですよね」と言外に「そんなもんできるもんか」と否定的な色をにおわせつつ、「ここで協力できることはしますよ」と。論文か何か知っておられたのかもしれません。そこで間髪入れず、「ここに書いてある検査 おねがいします!」とはいえ、毒素と解毒の話には眉間にシワ。「なんなの?それ、アヤシイ」と言わんばかり。とはいえ、天下の大学病院、不可能とも言えなかったのかあれこれしらべて、検査部門にも問い合わせの電話をしてくれました。
その時に初めて聞いた言葉「私費になるかもしれませんが 次回までに調べます」
私費?私費って・・・
リコード、明らか回復!の喜びと 検査に私費?ってどーゆーこと?無知も甚だしい状態でしたね。検査にかかる費用とDr.のお手間、全額まるっと負担するってことなんです。
Ⅲ型関連の検査難航と焦りそして怯え
邦訳「アルツハイマー病 真実と終焉」出版4か月前、ナイショのリコードからカミングアウトしたものの そこはしつこいⅢ型アルツハイマー病。ひたすらよくなるというわけにはいかず、横ばい、あるいは項目によっては能力低下。
さは残留毒素の影響かとおびえ、そら見たことかとの主治医の視線、結局のところ検査は不可能で(1項目500万円とか言われた!通常、検体数を集めて単価を抑えるようにしているけれど 特殊すぎて集まる見込みがないと)そのうえ、リコード対応には大学病院よりも、自由がきくかもと紹介された開業の先生にもアブナイ人扱いを受け、さらに”The End of Arzheimer's”アメリカ本土出版前には難なく入手できたサプリメントが 在庫切れ、出荷見込みたたずの状態(アメリカ国内での需要が爆発した?)と八方ふさがりなってしまいました。
リコードは絶対効果ある!Ⅲ型、毒素を特定して 正しく対策すればかならず!!
何とか、何とかと慣れない英語で原書を読み進めていて まとめの章にはいり、「~の症状が出ていなければ回復する」との記述に完全ノックアウトされました。
脳が萎縮し、性格が変わってしまい、あちこち身体が不自由になっているⅢ型アルツハイマー病はリコードの対象外!?
出会うDr. 出会うDr. 皆、「バカなことを言ってないで 現実を見ろ」とあしらわれ、頼みの本の記述にシビアな所見を突き付けられ まったくの孤立。なぜ頼るべきDr.に、プロトコルに こうも拒絶されるのか!?もう、リコードで進むことはムリだ・・・。
右からも左からも打ちのめされて リングマットに沈んでいく気分を味わいました。
音楽と ささえてくれるお友達、演奏させていただけるコンサートのスケジュールがなければ 二人で電車に飛び込んでいたかもしれません。
このころから”The End of Arzheimer's”(原書)から、リコードを始めてみようという仲間がちらほらと増え始めました。そして「困難なⅢ型ゆえに 主人の回復が難しかろうとも、もっときれいに回復するかもしれない人のために経験を語れるかも、苦しい時に支えることができるかも」と歩き続ける勇気を持つことができた気もします。
リコードサポートに期待のブラックジャックたち
待ちに待った邦訳「アルツハイマー病 真実と終焉」が出版されました。ちょうどそのころ「ひょっとしたらここならば?」と思えるクリニックのホームページを見つけました。自宅からローカル電車で駅3つ。ここなら通える!
初めての「自由診療」へのアクセスでした。
原書とこれまで四苦八苦進んできたレポートを抱えてまずは私だけがカウンセリングに行きました。なんてことでしょう!?「この本のプロトコルですか?お借りしてよければ読んでみます。読んで勉強します。(原書ですよ!原書!)」あたまから否定されることを覚悟して行ったのに拍子抜けするほど。
その後も幸運な出会いが続き 今 YOROZU をサポートしてくださるクリニックが自宅から30分以内の範囲に3つ。それぞれDr.の専門性を土台に検査&アドヴァイスをいただけています。このトライアングルがあって、大学病院の最先端検査技術があって リコードそのものではありませんが、打つ手が続く限り前進することができる状態になりました。
事情が呑み込めてきて よくよく探せば結構あるのです。
リコードを診療科目にはしていませんが(国内で公認ドクターはまだお二人ですから)癌治療や美容、アレルギーなど 標準治療のはんいではできない 保険診療では認められていない、けれども効果がある治療法を希望者にのみ提供するクリニック。患者の側から何を希望するのかをはっきり伝えれば どこまでも治療を提供してくださるクリニック。むしろたくさんあり過ぎて どこに行けばいいのかわからないくらいです。
私たちの場合は、存在を知らなかったのでなかなかたどりつけなかった自由診療ですが、さて、自由診療って怪しいんでしょうか?ぼったくりなんでしょうか?
確かにそんなクリニックも存在するようです。
でも お世話になってみた感触では、医療に携わっていて 標準医療でどうにも治らない患者さんを目の当たりにして、何とかできないだろうかと方法を探した結果、リスクを負っても知っている限りの治療を提供しようとするDr. という印象です。「患者さんがよくならなきゃ、意味ないじゃないですか!」アルツハイマー病に対して まっすぐにそう語って下さる3人のDr.
お金は請求するけれど 全力で治そうとする、手塚治氏のマンガ「ブラックジャック」のようだと思っています。
一応ここまでのまとめ
リコードは 健康法 健康的な生活習慣と解釈できる部分も含んでいますが、実際 標準医療の範囲で治療が不可能だということを思えば、アルツハイマー病にかかっている人にとっては 命を繋ぎとめるか否かの シビアな治療行為だと思います。そして素人判断で突き進むべきではない、 確実に行えば効果が大きいプロトコルだと実感しています。
確実に行う、決まり事を守るという意味ではありません。
必要なケアが何であるのか突き止め、実行し、効果を確認し、厳しい目でチェックをしながら前進する。そのためには Dr. の協力が不可欠です。
ブラックジャックたち、保険じゃないのでやはりお高いです。けれど、そのお値段がべらぼうなものであるか否かは少し調べてみればわかります。そして 提供する医療行為がそのDr. の専門性の上にあるものなのか、経験値はどうか。そしてやはり お会いしてみてわかるお人柄は医療に反映されます。「標準」の範囲ではないのですから、お人柄そのものに支えられた専門性と言っていいと思います。
インフォメーション
RECODEプロトコルに必要なものは 毎日根気よくつづけること。どんなにつらくなっても信じること。身体と命を守るための当たり前の行動だから 必ず良い反応があります。主体は本人、そして支える家族。
実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。
まずは「アルツハイマー病の真実と終焉」をお取り寄せしてみましょう。
ReCODE認定の先生がおられます
日本初のRECODE認定医 今野先生のクリニック
暖かいお人柄で豊富な経験でサポートしてくださる菊池先生のクリニック
認定医ではありませんが「アルツハイマー病 真実と終焉」監修の白澤先生のクリニック他、栄養療法を取り入れているクリニックでは 協力を得やすいように感じています。
ここに経験者、仲間がいます。アルツハッカー掲示板メンバー登録
YOROZUサポートDr.をお知りになりたければ個人的に連絡くださるのも歓迎します。
私たちよりももっと大きく改善する可能性のある方が大勢いると思っています。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちはあきらめていません。
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YOROZU×YOROZUの音楽活動にもご支援いただけましたらありがたいです
主人への取り組みをベースにリコード目線で音楽療法を編み上げました。リラクゼーション&フィジカルトレーニングに音楽を組み合わせ個人仕様でお手伝いします。幼児からシルバーまで!ヴァイオリン・ピアノ・ヴォーカル 楽しく学ぶならここ /京都 よろず音楽塾
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