リコード・標準医療・私費検査・自由診療・代替え医療・民間療法・健康法 を考える :その3
炎のリコードファイターMUSICA YOROZUです。
実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。
ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察
アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択
主人は「・・・でなければ改善する」とDr.BREDESENからも治らないよとお墨付きの進行したⅢ型アルツハイマー病。確かにしつこい、どうにもこうにも苦戦の連続。。。
あの手この手 猫の手孫の手 リコードを超え、どこまでも荒野に分け入って挑戦はつづきます。
あれこれ大変さを圧してまで私たちがリコード選択している理由は
標準医療の枠内で考える限りアルツハイマー病は「ただ、死んでいくのをじっと見ているしかない病気」とされている
からです。
あれこれ大変さを圧してまで私たちがリコード選択している理由は
標準医療の枠内で考える限りアルツハイマー病は「ただ、死んでいくのをじっと見ているしかない病気」とされている
からです。
1年半の間リコードを続けてきて その体験から知ったこと、学んだこと、考えたこと
個人的 独断と偏見で語る、第3弾です。
第1弾&第2弾はこちら
あくまでも個人的意見です。お気づきの点はご教示いただければ嬉しいです。
出発したころのリコードのイメージから
リコードに出会ったのは このブログ ↓
「アルツハイマー病 真実と終焉」出版より10カ月前、まだリコードがMENDプログラムと呼ばれていたころです。当時は絶望的な急進行で、坂道を滑り落ちるような勢いで 毎日のようにできないことが増えていました。
考えられる手は全部うっても崩れていく一方で思考停止状態、どうせダメなんだからなんだっていいや的なアプローチで随分いい加減にはじめていきました。それでも4か月ばかりたつころには・・・
”The End of Arzheimer's”の出版もまだのころです。無知も甚だしい状態でしたが、上記ブログの管理者様から直々にアドヴァイスをいただいたり、このままではマズいなと主治医に協力を頼んだり よくぞ谷底に転落しなかったという危なっかしい綱渡りを1年間ばかり続けてきました。
詳しくはこちらへ ↓
リコードって何?健康法?
Revesing Cognitive Decline 直訳すると 認知機能低下をくつがえすこと となりますね。なんだかそのまんまですが。
で その内容と言えば、
アルツハイマー病は身体に押し寄せたたくさんの不具合によって代謝が破綻をきたし、脳を正常に保つはずのアミロイドの暴走を招き 細胞死が止まらない状態、という考え(アルツハイマー多因子説)のもと
・不具合を取り除き 代謝を正常化することによって アミロイドの暴走を止める
・ストレス、毒素、その他 脳にダメージを与えるものを取り除く
・脳神経の再生に積極的に取り組む
そのために生活全般をかけて取り組みをする、ということになるかと思います。
「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」と要約することにしている生活行動。栄養(サプリメントを含む)をはじめとして 生活習慣を整えることが中心を占めます。
これは変化ありだと思いませんか?アルツハイマー病への挑戦「毎日の小さな努力」
こう表現するといかにも「健康法」的な感じがしますが、「健康法」的おおざっぱな取り組みで勝てるほど アルツハイマー病、特にすでに発症してある程度進んでしまった場合は甘くないです。(と、ヒシヒシと感じています)やるなら必死です。
それでも「健康法」の範囲で構わないと思う方は 以下説明する危険を避けることをくれぐれも心掛けていただきたいとおもいます。それ相応の効果でいいから、とルーズにならないように。未発症の方の予防には絶大な効果があると思われますが、同じくリスクがあることは意識に留めておいていただきたいです。
リコードって何?代替え医療?民間療法?
標準医療の中にリコード法が含まれていない現在、どの程度医療行為と言えるのかは難しいところがあります。
アルツハイマー多因子説、代謝の不具合を取り除くためには
・糖尿病 あるいは 糖尿病っぽい
・高脂血症 あるいは 高脂血症っぽい
・ホルモン異常 あるいは ホルモンバランスの若干の崩れ
・感染 毒素曝露 と 解毒脆弱な遺伝子
・有害金属(水銀など)の蓄積
・ミネラルバランスの崩れ
・腸管や脳血管関門の破れ
・運動不足または筋肉の不足からミトコンドリアの代謝低下
・栄養障害
・栄養障害
・睡眠障害
・ストレス
・炎症を起こしやすい遺伝子と慢性的な炎症
掘り下げていくともっとあるんですが、こういったところにチェックかけて ケアをすることになります。
チェックをかけて、つまり検査によって何がどの程度不具合なのかを知った上でのケアです。
決して「身体に良さそうなことだからやっておきましょう」ではないということ。
その理由は
不具合の箇所はどこか、健康目標値からのズレがプラス方向なのかマイナス方向なのか、アルツハイマー以外に基礎疾患があるかないか、アレルギーや過敏症は、etc. 二人としてまったく同じ状態の人はいないからです。
目くら撃ちでも 主な原因となっている部分にヒットすれば 劇的改善をすることもあります。けれど、同じ方法が もう一人の人にヒットするとは限らない。
ある人に有害金属の排出が効果が出たとして、栄養障害、ミネラル不足の人に「排出」ケアをすればどうなるか。
ある人にホルモン補充が有効だったからと言って 闇雲にホルモン補充をよしとすれば発癌の可能性がたかめるだけのこと。
腸の健康を確かめないで 腸内細菌を増やすケアをすると 腸管の破れから血中に細菌が入り込むことが起こるかもしれない。
体脂肪の少ない人が 脂肪をエネルギーとする低糖質の食事に取り組むと代謝異常を促進してしまうかもしれない。
ちょっと考えてみれば当たり前。まだまだありますよね。
私が考える中で一番恐ろしいのは 毒素が主な理由のⅢ型の人に アミロイド除去目的のケアをすること。アミロイドβは脳細胞死を引き起こす、取り除きたい物質ですが、脳にダメージを与える以外にも、毒素をバインドして無毒化するという役目もあります。毒素の侵入は脳にとって危機です。なので、毒素が絡んでいない人なら劇的に改善するはずのアミロイド除去ケアがタイプによっては毒素を暴走させて命取りになるということが起こります。治すつもりが進行を速めてしまう・・・。
なのでリコード法の手引き「アルツハイマー病 真実と終焉」を健康ハウツー本だと思って実行するのは単純すぎで、そして危険だと思っています。
それから
「とにかく効くんだから」的な民間療法はまずはリコードから遠ざけておく方が無難です。
「医療行為で治らないのだから 代替え医療として」というのも違うと思います。
理想は検査数値を解析して「医療行為」として治ることを目指していきたいのですからね。
リコードは個人仕様:カスタマイズについて
リコードは、「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」生活習慣を整えて破綻した代謝を正常に戻すことを目標にしています。
ところで代謝って何なんでしょう?
命が続いていくために 身体の中で起こり続けている科学反応のことです。
何とやら回路、何とやら基がくっついたりとれたり、円形の図などかつて生物の時間に見たことがあるかもしれません。
身体に入ってきた物質から命を維持するために必要な物質に作り変える反応がブンブンとそれこそ目にもとまらぬ速さで幾種類も連鎖的に起こり続けているから私たちは生きていられるんです。
代謝が異常?代謝が破綻?
そう考えると 代謝異常って恐ろしくありませんか?
アルツハイマー病患者の身体ってどうなっているんだろう!!???
アルツハイマー病であっても、身体中の細胞 いたるところで起こり続けている反応はお互いに影響しあって 微妙なバランスでなんとか、なんとかと回り続けているはずなのです。でなければ生きていられない。ただし、脳を守ることを放棄しなければ持ちこたえられないくらの危ういバランスで。
さて、そんな状態の身体に、検査で数値が低いからと言って ガツンとサプリメントを入れてしまってそのバランスを崩したらどうなるだろう?実行しながらだんだんとわかってきて、初期のころの目くら撃ちがホントに怖くなってきました。主人の身体がある程度しっかりしていてくれたから持ちこたえてくれたんだと思います。
「アルツハイマー病 真実と終焉」各項目に対するサプリメントの使用法が詳しく書かれていますが ただその通りに摂取すればいいと思わず、体調の変化を観察しながら目標値を目指して行動をしていきたいところです。
まずはサプリメントよりも生活習慣の改善!それからサプリメント。
まずはサプリメントよりも生活習慣の改善!それからサプリメント。
リコードを始めようと思ったら、まず、「睡眠」「運動」「野菜中心の食生活」など、自然体に戻そうという行動から始めて、できるだけ速やかに検査を受ける。
おおむね1~2ヶ月の間に検査ができれば 初期値に近いと思っていいと思います。
生活習慣から代謝が改善し始めるには どんなに早くても3か月以上かかりますから。
さらに進めて 断食時間や糖質制限は少し慎重に。Dr.にも様子を観察してもらえる状態がBetterだと思いますが、そうでない場合は体調の観察をしっかりと。
おおむね1~2ヶ月の間に検査ができれば 初期値に近いと思っていいと思います。
生活習慣から代謝が改善し始めるには どんなに早くても3か月以上かかりますから。
さらに進めて 断食時間や糖質制限は少し慎重に。Dr.にも様子を観察してもらえる状態がBetterだと思いますが、そうでない場合は体調の観察をしっかりと。
「やってればいいだろう」だと 効果が出ないか、反対に行き過ぎになったときには症状が悪化してしまいます。マイルドケトーシスひとつとっても なかなか難しいです。私たちも まだまだ工夫。現在進行形です。
いよいよです、検査結果が出てきて・・・ 絡み合った代謝のネットワークに働きかけていく。ひとつが変われば必ず関連するところにも影響が出てきます。うまく組み合わされば、相乗効果。食材は?サプリメントは?運動の強度は?何が起こっているのだろう?と 勉強と観察を続けていこうと思ってください。習慣になると、なかなか楽しい。
私たちの場合は あれこれ始めてから1年もたって やっと検査がいくらかできました。かなり意外な結果でした。そして ケアプログラムと結果を突き合わせて、なるほど なるほど。読み込むと因果関係が推測できてきます。連動するものや干渉し合うものについてのヒントは、栄養療法の先生がくださいます。
代謝に働きかける。絡み合い影響しあう栄養、意味とタイミングがだんだんわかって来たら リコードにプラス 日本人ならではの民間療法もよい効果を生むかもしれません。おふろでしっかり温まるのもなかなかバカにならない効果があるんです。ゆず風呂、冬至のカボチャ、etc.昔の人の知恵ってすごいなあ、と思います。土用のウナギなんかもですね。季節感って大切。
それからもうひとつ
何事も「コレ一発、絶対効く!」は アルツハイマー病においてはありえないと思います。「すべてやめて、コレひとつ」とうたう高額のものは信用しないでくださいね。ひょっとしたらリコードの基本行動に組み合わせの相乗効果はあるかもしれません。逆に効果を打ち消しあうことも。お値段とふところ具合で、実験してみる気があるかどうか、ということになりますが、いかがでしょう?
誰にでも効くではなく、自分に効くもの、効く組み合わせを見つける。見つけ続ける。回復にともなって必要なことはどんどん変わっていくんですから。リコードでいちばん大切なカスタマイズです。
そして それなりにまとめ
3回にわたってブワッとぶちまけました。今より格段に情報が少なかったところからの出発は 正直苦しかったです。
さらに 主人のタイプと進行具合が「あきらめれば?」ラインぎりぎりor越えてたかも知れません。実際、「アルツハイマー病 真実と終焉」には効果が出ない例として挙げられています。
なので Ver.ヨロズ は、もっともタイトなものと思っていただいた方がいいかもですね。
ほとんどの方は ここまでやらなくても効果が出ます。
けれど 綱渡りをしてきた経験からお伝えしている危険は出会う可能性ゼロではないと理解しておいてほしいのです。
現在、標準医療として受けられないのですから、「自己責任」の「自由選択肢」という状態は避けられません。検査の大半は「私費」でサプリメントは「購入」さらに治療を追加したければ「自由診療の私費医療」、ものすごく費用がかさみます。そして、ほぼ残りの人生はリコードと一緒に行きていく。
「治るんだって!」と始めてしまって、「こんなはずじゃなかった・・・」そう思わないために、ちょっと脅かし。それなりに覚悟を決めて取り組んでくださいね。命の重みにはその価値があると思います。
ちょっとした思考あそび
「リコード?そんな変なことしたら病気が悪くなっちゃうよ」
標準医療の枠内で考える限りアルツハイマー病は「ただ、死んでいくのをじっと見ているしかない病気」とされているんですからどのみち悪くなっちゃうんです。
1.なんにもしなくても悪くなる。
2.たいへんだけど、やってみたらよくなるかもしれない。
あなたはどちらを選びますか?
私たちは 2.を選びます。リコードで紹介されているケアで足りなければ、ほかにも探してプラスしていきます。Ver.ヨロズ 引き続き リアルタイムのレポート よろしく応援してください!
インフォメーション
RECODEプロトコルに必要なものは 毎日根気よくつづけること。どんなにつらくなっても信じること。身体と命を守るための当たり前の行動だから 必ず良い反応があります。主体は本人、そして支える家族。
実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。
ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察
アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択
まずは「アルツハイマー病の真実と終焉」をお取り寄せしてみましょう。
【重要!!】
リコード部の黒沢うにさんがまとめてくださいました
ReCODE認定の先生がおられます
日本初のRECODE認定医 今野先生のクリニック
暖かいお人柄で豊富な経験でサポートしてくださる菊池先生のクリニック
栄養療法を取り入れているクリニックでは 協力を得やすいように感じています。
ここに経験者、仲間がいます。アルツハッカー掲示板メンバー登録
YOROZUサポートDr.をお知りになりたければ個人的に連絡くださるのも歓迎します。
私たちよりももっと大きく改善する可能性のある方が大勢いると思っています。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちはあきらめていません。
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YOROZU×YOROZU激喋り「YYJournal~長田の視点」「夫が若年性認知症!どうしよう(難病克服とは)」
YOROZU×YOROZUの音楽活動にもご支援いただけましたらありがたいです
主人への取り組みをベースにリコード目線で音楽療法を編み上げました。リラクゼーション&フィジカルトレーニングに音楽を組み合わせ個人仕様でお手伝いします。幼児からシルバーまで!ヴァイオリン・ピアノ・ヴォーカル 楽しく学ぶならここ /京都 よろず音楽塾
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