撤退を決めるポイントを確認しておけば前進することに迷わない

5年分の解毒総括シリーズ、残すところラスボス水銀の記事のみなのですがまとめきれず保留。そしてすでに6年目が進行中、どうしたものかとまよいつつ、水銀記事は今しばらくお待ちください。

今回、まさかのタリウム大噴出とQOLの一気崩壊を経験して考えた「撤退とは?」
その後の対策と成果と追加に対策
プラスして検査結果をもとにした今後の方針についてレポートいたします。 


解毒副反応との闘い記事


アルツハイマー病治療対策の意味を確認

何度も繰り返してきましたがもう一度確かめます。アルツハイマー病は100%致死の病であり、治療対策撤退は死までの残り時間を見守りに徹して別れの時を待つというスタンスに移行することに他なりません。

3型は対策を完走したところが出発地点

代謝の改善は自然な解毒を呼び、急激な解毒は炎症を起こして全身にダメージを与える。かといって多重毒素中毒である3型アルツハイマー病では、毒素排泄が終わらない限りどんな対策も焼け石に水なのですから完走せずには何も始まらない。身体が本来持っている正常な機能を引き出せるのは毒素排泄が正しく行われたそのあとだということを忘れてはいけません。たとえどんなに状態が悪化しようとも。

撤退やむなしの状況とは

現在、解毒は半ばでありそのあとに訪れるはずのメチレーションによる細胞修復フェーズをまだ経験していないので、本来なら撤退することは治療上あり得ないことなのです。しかし今回の副反応では「継続不可能」と判断せざるを得ないのではの事態と紙一重のところをすり抜けてきましたのでこの機会に「撤退」について考えたことをまとめておきます。

その1.在宅介護を断念するとき

デリケートな時間管理での食事、水分、サプリメント摂取でようやくバランスを維持していることを考えれば、介護施設での生活ではどう考えてもプロトコル継続は不可能です。
では、在宅介護を断念するのはどういう時か

・身体的介護の限界?
歩けない→立てない→座れない→寝たきり、食事、排泄、着替え、入浴etc. 
いきなり襲われたときには福祉サポートを利用したとしてもこれは不可能だと思ったのですが、調べれば介護用品も充実していて、介護技術の解説も多くありました。使いこなせば自分より重くて大きな身体の生活補助もできるものだと学習しました。現在は復活していますが「THE寝たきり」だけでは在宅介護断念の決定打にはならないなと結論しました。

・介護者の生活を守る
「THE寝たきり」だけでなく、不穏に始まり、暴言、暴力、徘徊etc.アルツハイマー病は介護者を疲弊させることばかりです。物理的な条件が可能であっても介護者の心身の健康が脅かされるのであれば在宅介護続投を断念することが正解かもしれません。


その2.経済的事情

ただでさえ介護生活には不意の出費がつきもの。加えて輸入サプリメント、検査に頼らなければ進められないプロトコルにおいて為替の変動は厳しい。円安によるいきなりの経費アップに耐えられないなら致し方なしという気がします。

その3. 認知機能・身体能力の低下

「THE寝たきり」は在宅介護をあきらめる決定的なファクターにならないことはわかりましたが自宅で管理ができたとしても認知機能・身体能力の低下が著しい場合はあきらめざるを得ないでしょう。

・サプリメンテーションの困難
嚥下困難、水ダメとなるとこれは断念せざるを得ない気がします。サプリメントが摂取できてこそのプロトコルなのでサプリメントが飲み込めなければTHE ENDです。リキッドタイプのサプリメントに変更、水溶液にしてとろみをつけるなど工夫することも可能ですが、吸着剤は水といっしょにイッキに飲んでもらえないならばあきらめるしかないなと、今後の撤退を決めるポイント一つだと思いました。

・メチレーションの状態と解毒の進捗状況との見比べ
認知機能や身体能力が著しく低下して危機に陥ったとき、少なからず解毒の副反応の影響があると思われるので検査で評価することで先の展開を予測することができます。待てば過ぎる危機なのか、あるいはさらに厳しい状況がおとずれるのか。撤退を決めたけれど待てば回復したのではないだろうか、という迷いを残さないために大事なステップではないかと思います。排毒状況はホットな情報が得られる「便」または「尿」検体の毒性金属検査が、メチレーションの評価をするためには尿アミノ酸検査がオススメです。

1.メチレーション正常/排毒鎮静の場合
継続的にメチレーションと解毒に取り組んできたのであれば排毒が一段落して修復に転じるときが近い可能性。危機的状態は脱することができると予測。→継続

2.メチレーション正常/排毒亢進の場合
危機的状態は継続するが持ちこたえられれば、数か月あるいは1年ぐらいの間に排毒モードを終了して修復に転じる可能性あり。→期間限定で継続、回復が見られなければ撤退

3.メチレーション停滞/排毒亢進の場合
副反応に耐えきれず身体が解毒ギブアップしている。一旦危機を脱する可能性はありだがまだまだ毒性物質が大量に蓄積していると考えられるのでメチレーションケアをつづければ繰り返し危機がやってくる可能性が高い。修復までの道のりは遠い。→撤退

4.メチレーション停滞/排毒鎮静の場合
プロトコルがうまくいっていない。解毒による副反応ではなく蓄積した毒性物質による神経ダメージが進行している状態と考える。巻き返しは難しい。→撤退

2月の段階での毛髪有害金属&ミネラル/尿有害金属&ミネラル/尿アミノ酸の3つの検査結果の示す状態はケース2でした。1か月間の緊急吸着排泄と神経再生因子誘導物質モリモリ投入で危機的状態はひとまず脱し、状況確認のために便メタル検査の検体を発送しました。

ダメージの継続がないことから予想されるのはケース3またはケース4、あわよくばケース1(とはいかないだろう)と思いつつ撤退を念頭にこの記事を書き始めたのですが、いつものごとくまとめきれない間に結果が返ってきてしまいました。

検査結果とその後

さて1か月間の緊急対策の結果ですが上記のケース2から少しだけケース1方向へ動き始めた感じでした。ピーク時よりは減ってきたとはいえ排毒ペースはまだ力強く副反応もしっかりとこうむっているはずです。

困りました。メチレーションケアは続投決定です。排毒は自然にまかせるか?

1月におこなった緊急ペースでの吸着排泄を1か月のインターバルで繰り返すのは、身体的に休息不足な気がします。実際CBS経路がバテ気味の検査結果が出ていましたから、ここでCBS経路に本格的に機嫌を損ねられたら何をやっていることやら。次の検査をどこに設定するか計画してそこに向けてなだめていきたいところなのに。そして悲しいかな。お財布も悲鳴を上げているし、どう考えてもスケジュール管理が厳しすぎる。

悩んだ結果、ハーフにして4週間でいったん終了。ミネラルバランスを整える休息フェーズに入ることにしました。

神経再生因子誘導は抑制系をメインにして続投。3か月間で一旦評価をする予定で、2/3が終了しています。メチレーションサポートは継続。完全な崩壊がなければそこからまた2か月後あたりに尿アミノ酸検査ですかね。その頃、円/ドルのレートはどうなっているでしょう。

雪の日に救急車を呼んで大騒動した日々から4か月です。
今後も節目ごとに続投or撤退の判断をしながら3型アルツハイマー病と闘ってまいります。


インフォメーション

ヨロズ公式Webサイトはこちら。
ReCODEプロトコルver.ヨロズ、他、全活動についてご案内しています

無料で登録いただけるフォーラムを開設いたしました


Facebookグループ 何ぴともアルツハイマー病で死ぬなかれ! ではヨロズのヌートリジェノミクスNOWを主にライヴで発信中。



ヌートリジェノミクスの第1歩
メチレーション関連遺伝子検査↓こちらです
23andme の遺伝子検査を検討なさっておられるなら、こちらをおススメします。あとあととても役に立ちます。


なんでこんなにお値段が!?ってほどの違いがありますが、

88ページのガイドブック
247ページの遺伝子別 対応の手引き
63ページのそれに対する解説

検査結果に対する解析、アドヴァイス、すべて日本語でサポートなしで乗り切るのはかなりの根性がいるものかと思われます。
経済的に苦しいヨロズは可能な限り英語で頑張ります。

ヌートリジェノミクスは まずこちらの本から


Amyプロトコルの日本語による全面サポートはこちらです


YOROZUが運営するFacebookグループです


Facebook・Twitter・mail など個人的に連絡くださるのも歓迎します。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちは歩き続けています。

ヨロズオリジナルグッズ

闘病7年目の精神世界を描く奇跡のアルバム「今吾誦(いまあじゅ)Image san nom」
CD  \1,800 楽譜¥2,200+送料 お問い合わせください

デジタル音源ダウンロードはここから
全曲試聴もできます

CD「おかえりなさい」2020年リマスター版
¥1000+送料  お問い合わせください
デジタル音源ダウンロードはここから
オリジナルリコードソング3曲は必聴!全曲試聴もできます


Youtubeチャンネルにリハビリの様子が時系列でならんでいますYOROZU×YOROZU

生活視点 生身で体当たりのブログはこちらです~そのまんまでいいよ&ゆっくりしいや~こちらもよろしくお願いします



コメント

このブログの人気の投稿

リコードプロトコルver.ヨロズ 振り返りレポートシリーズ

メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その1)

検査結果速報!大排泄フェーズの主役はタリウムだった

驚愕!デトックス能は復活&絶好調:メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その4)

ああ、代謝の個性を無視しないで!:メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その3)

胃瘻は戦闘ツール:メチレーションで終末期からの逆転を狙う(その2)

ホモシステインの値は何も語ってくれない(その4):手段と目的を間違えないでね

カビ毒がゼロになった!ヨロズハイパー解毒(その1)

ホモシステインの値は何も語ってくれない(その3):そのサプリメント、どんな配合ですか?