リコード 不思議世界の旅1年半、途中報告と今後の投稿について

炎のリコードファイターMUSICA YOROZUです。

リコードの旅1年半

いやはや いろんな目にあいました。半端なドラマよりドラマチックかと・・・
常識外れのジェットコースターで進行していた主人の奇妙なアルツハイマー病。
心疲れて思考停止のまま、なんとなくスタートしたのは当時「MENDプログラム」と言われてた現在のリコード。そうこうするうちに”The End of Arzheimer's”が出版され、邦訳「アルツハイマー病 真実と終焉」が出版され、テレビで紹介され、仲間が続々と増えて、いつの間にか「リコードファイター」というニックネームを頂戴しておりました。

検査難民、目くら撃ち10カ月



医療機関で相手にされず、孤軍奮闘。突撃しては沈没の繰り返しでした。

検査&サポートクリニックに漂着

そしてその後、国内にリコード法が紹介されて 徐々に仲間が増え始めるころ、サポートしてもらえるクリニックにたどり着き、やっと検査ができました。
その結果・・・
完全な3型だと思っていたけれど、意外にホルモン値が低くこれは2型??
それとも現在の対策が排出モードに偏りすぎているから栄養不足気味?
初期値が取れていないので探偵のごとく推理しながら本格的にカスタマイズを開始。
ミネラルバランスと全身症状をみながらの栄養療法Dr.のアドヴァイスもあり、バイオトキシン&アミロイド&タウ とにかく排泄モードの生活から栄養上乗せの食中心モードへ

ReCODEプロトコルverヨロズ.:最新レポート ヨロズなごはん 2018年8月 

そしてその後 重金属対策中心へとシフト。

現在の検査数値と追跡体制

検査数値から メチレーション安定、脂質バランス良好、ホルモン値やや低からNOW上昇中、インシュリン抵抗性問題なし、ミネラルバランス若干の乱れ、といったところ。
運動と重金属対策でホルモン関係とミネラルバランスがどう変わってくるかを3~6カ月スパンで追跡しています。

重金属はQSSトリマーキュリーで現在検査結果待ち。対策は数値関係なく見切り発車しました。反応は悪くないので、おそらくいくらかの蓄積があったものと思われます。初期検査の検体摂取から4カ月で追跡検体摂取予定、結果が返ってくるまで約2カ月は対策継続して 帰ってきたところでその後の対策を検討することを計画しています。

髄液アミロイド&髄液タウ 3年前の診断時の数値しかなく、リコード開始直前の値がないので評価が難しいところですが、アミロイドについては2015年の診断時の値よりも改善(といっても異常値)リン酸化タウは予想を大幅下回る上昇、タングルタウはわずかに上昇となっています。
リコード1年半、クリアランス効果があがっているといっていいと思う反面、過去、いったいどれほど上昇していたかと思うとオソロシイものがあります。
次回1年後追試予定です。

名探偵ヨロズ 1年半を推理する

さて ここでリコードの旅 大胆な推理にお付き合いください。

髄液検査の結果と生活実感から推理します。
アミロイド値改善は リコード開始以来改善し続ける意識の明晰さとリンクしていると思われます。見比べる、思考を重ねるなどの超短期記憶とその記憶を操作する集中力で見ることができます。(下記:ヨロズ法への反応による判断)

そして、現在の わずかなタウ値上昇は おそらく一時期の爆発的増殖の名残と考えられると思います。
白状しますと、実はもっと絶望的に止めようがないタウの増殖を懸念していました。
リコードで全体的に見れば改善の流れの中にありながら、書字、失読、失語、右手指の失行がどうしても改善しない、むしろ症状がきつくなっていくことが止められない。その様子から、左半球にタウがダメージを与え続けている、対策及ばず、タウが爆発的増殖を続けている可能性が高いと思っていました。
タウが存在することでタウが増殖し その毒性で神経細胞を破壊、死んだ細胞から大量のタウが放出される。そしてさらに・・・なんとオソロシイ増殖システムでしょう!
そして、リコードではタウに対する対策は手薄。ハンドメイドのタウ排出対策が増殖に対して焼け石に水なのではと。

ジタバタと対策を打ち続けた過去をふりかえって、たぶんタウによるダメージのピークはリコード1年目あたりだったのではないかと思います。視覚情報の処理困難、音声は聞こえていても情報として意味をなさない、などの深刻な脳機能障害に苦しみました。真剣なリハビリであらがい、少しの改善を手にしながら、それでもどっさりと機能が失われていく。タウの存在量とダメージのきつさにはタイムラグがあることと思いますが、そんな期間を経て 現在、リハビリ効果が安定し始めているように感じられる。検査結果と感覚が合致していることで、希望が持てる思いでいます。
さあらばリハビリあるのみ!

タウのプリオニックな増殖は食い止め続け、細胞破壊を上回る神経再生を目標に続けていきます。

脳神経再生に挑む

まだ、重金属問題が残っていますが 上記推理をもとに、身体を(脳を)破壊する負のベクトルは随分弱まっているとする。となると、今後、大きなテーマは「脳神経の再生」になります。
リコードでは具体的、効果的対策がほぼふれられていない部分です。個人仕様でなければ意味がない アルツハイマー病治療の中でも さらにもっと個人仕様でなければ意味がない。
さらに、少なくとも6~7年かそれ以上、膨大な時間のリハビリ&トレーニングが必要(脳神経再生についてはリコードが誕生からまだ効果が確認できるだけの年数はたっていないと思われます)
広範囲のダメージがある、あるいは進行してしまっている場合、リコードでは回復が難しいとされているゆえんだと理解しています。

既存のリハビリシステムを利用することは可能か?

だからといって 脳神経再生に挑まないヨロズではありません。
大学病院の主治医からの紹介で、言語聴覚士、作業療法士と会って話し合ってきましたが まず、アルツハイマー病に対して「回復」訓練をするシステムがない。そして、主人の状態があまりにも一般的な「失語症」や「麻痺」などと異なることから、初期評価ができない。そして メソッドを作ることが不可能、という回答でした。

そして

お決まりの、「この病気の方には、ストレスをかける訓練よりも穏やかな日常生活を続けることでできるだけ長いあいだQOLの維持を・・・」との ”ありがたい” アドヴァイス。
「進行は完全に止まっています。脳卒中への介入と同じセオリーでお願いします。」と言いきれればいいのですが・・・つらいところですね。

覚悟はしていましたが、リハビリに対する「専門家」の協力は得られないものとの結論がはっきりと出ました。どんなに大変でも 足元が見えない藪をかき分けて進むオリジナルプログラムを突き進むしかありません。腹をくくりましょう。

ヨロズ法アレンジ「多方向同時進行トレーニング」

すべてに先だって まず 音楽

いまさら あらためて宣言するまでもないことですが、ヨロズ的リハビリの中心は音楽です。
ヨロズの館では 音楽がある種のコミュニケーションツールとして機能していますので、音楽無くしては何事もなりたたない。いわば「音楽オタク」状態です。音楽行動から出発して生活全般へと刺激分野を拡大するだけです。

たかが音楽、されど音楽。

今でこそYOROZU×YOROZUのセッションは音のみの会話でできますが、そんなコミュニケーションツールにまで進化させるには 特殊な脳のシステムを構築する気の長いトレーニングがありました。同じセオリーで言語、作業のトレーニングカリキュラムを実施中です。手応えとしては、健常の場合の3倍ほどの時間と思えば?の現在です。

尻尾をかんだ蛇は何を語る?

ブログ更新、とっても苦戦しています。
若年性認知症ブログ、スタートしてそろそろ2年、いや まさか、こんな展開になろうとは誰が予測できたでしょう!?

・リコードに出会う以前の絶望的な時間の記録

・リコードでどんでん返しのような回復

・リコード的生活と回復レポート

と続けてきました。
そもそもリコードとはどんなもの?医学的にどうなのだ、などは もっと適切な発信サイトがたくさんあるので、実際に体験したことを中心のあれこれ。
ちょっと早くスタートしたので、今後皆さんが遭遇するかもしれない不思議と困難
珍しいタイプの主人に特化した対応とそこからの考察
参考にしていただければ、と思うのですが
今後チャレンジしていく「神経再生」レポートができるのはきっと何年も先のことになると思います。
う~ん・・・それまで何を語りましょう?

ブログ内カテゴリー整理の記事(随時更新)

予定外の展開のため、なんでこうなったの?状態。タイトルも基本エッセイのつもりだったので、本人が見ても中身が思い出せないようなもの。
なので、ちょっとでも使っていただきやすいように整理してみます。
見てみたい記事にドンと飛べるように、何とか。

ヨロズ法セオリーを具体的に紹介

根本的問題が浮上してこなければ、今後 神経再生への長い長い取り組みになる予定。
そうそう、レポートするほどの変化は起こらないと思われるので、その間、実施しているヨロズ法的リハビリを解説していきます。アルツハイマーに対する効果のほどは2~3年???のままでお待ちいただいて、ヨロズ法、少なくとも心身共に「健康」には効きます。「お気楽」にもなれますし、もしも楽器を演奏するなら上達間違いなしです。
筋肉モリモリ 楽しさ一番 効果は??な筋トレもヨロズセオリーにもとずいてやっていきます。

リコードver.ヨロズ+α 突撃&レポート

今後もアルツハイマーからの復活に効きそうだと思ったら まずは突撃します。
そしてマルかバツか、感想をレポートします。あくまでも体験談ですが。
アルツハイマー関係以外にもMUSICAの持病について、ガンドリーメソッド他 あれこれ。
ごはんの記念写真たちなど。

YOROZU×YOROZUの活動紹介

リハビリを兼ねた 音楽ユニットYOROZU×YOROZU のコンサート活動。関西人の本音炸裂の激しゃべり。畳のさろん@ヨロズの館でのリコードイヴェント etc.
本人の口から時折ポロリととんでもないお宝情報が聞けることがあります。

MUSICAの推理&妄想ランド

毎日なにかしら事件・事故が起きる アルツハイマーライフ。
リコード邁進して今後何が起きるかも深い霧の中。
「そうか、なるほど」「だとしたら、こうなるかも?」「こう考えておけば さしあたってしのぐことが可能」など、心のもやもやを整理しつつ 仮説を立てながら頑張ってみます。よろしくお付き合いください。

と いったところでボチボチと更新していきますね。よろしくお願いします。
実例!ここまでやれば回復できる となるか これだけやってもダメなパターン なるか?

ふたたび脳神経再生について

「アルツハイマー病 真実と終焉」の中でも紹介されているクリニックのホームページから「リコード法」の項目がなくなっているのはご存知でしょうか?
リコード法 から 神経再生サイトカイン治療へと重点を移されました。神経再生治療を希望しないアルツハイマー病対策は基本行わないそうです。


リコード法での効果、進行抑制、症状改善は確かにありますが 神経再生なしに「まだ何か悪いのではなかろうか?」という独特の恐怖感からなかなか逃げ切れるものではありません。
また 医療の力よりも実行する本人と家族の力が大切な条件となるリコード法よりも 藁をもすがる思いでたどりつく患者さんに対して 確実に(しかし高額)効果を出せる最新治療を提案するという 姿勢も、白澤先生なら「やっぱりそう来たか」と思わなくもありません。

「神経再生」は必ず次の重要テーマになると思います。

さて、この高額、ヨロズは今のところ遠くから眺めていることにします。

Edelfo による検査&サイトカイン治療、こちらでも受けることができます。

青山ブルークリニック

インフォメーション


RECODEプロトコルに必要なものは 毎日根気よくつづけること。どんなにつらくなっても信じること。身体と命を守るための当たり前の行動だから 必ず良い反応があります。主体は本人、そして支える家族。

実行者、回復者が増えてくることを望んでいますが、中途半端な実行は危険なこともありますから、しっかりとしらべていただきたいと思います。

ReCODEプロトコルにまつわる困難とリスクについての考察 

アルツハイマー病とどう生きていくか あまりにも過酷な選択


まずは「アルツハイマー病の真実と終焉」をお取り寄せしてみましょう。

【重要!!】
リコード部の黒沢うにさんがまとめてくださいました



ReCODE認定の先生
日本初のRECODE認定医 今野先生

暖かいお人柄と豊富な経験でサポートしてくださる菊池先生
認定医ではなくても栄養療法を取り入れているクリニックでは 協力を得やすいように感じています。


ここに経験者、仲間がいます。アルツハッカー掲示板メンバー登録



YOROZUサポートDr.をお知りになりたければ個人的に連絡くださるのも歓迎します。

私たちよりももっと大きく改善する可能性のある方が大勢いると思っています。
主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちはあきらめていません。



生活視点 生身で体当たりのブログはこちらです~そのまんまでいいよ&ゆっくりしいや~こちらもよろしくお願いします



YOROZU×YOROZUの音楽活動にもご支援いただけましたらありがたいです


主人への取り組みをベースにリコード目線で音楽療法を編み上げました。リラクゼーション&フィジカルトレーニングに音楽を組み合わせ個人仕様でお手伝いします。幼児からシルバーまで!ヴァイオリン・ピアノ・ヴォーカル 楽しく学ぶならここ /京都 よろず音楽塾

オリジナルCDできました(¥1000+送料)お問い合わせください


Youtubeチャンネルにリハビリの様子が時系列でならんでいますYOROZU×YOROZU

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