Ⅲ型アルツハイマー病、メチレーションによるDETOXは必須事項:尻尾をかんだ蛇最終章(その3)

シリーズ第三話
現在のデトックスの状況については前回 毒性物質NOW:尻尾をかんだ蛇最終章(その2)でお話しました。今回は激しい副反応のリスクを負ってまでなぜデトックスにこだわるのかを掘り下げます。そしてメチレーションによるデトックスがゴールへ近づいている今、何が起こり今後何が期待できるか。よろしくお付き合いお願いいたします。

シリーズ記事


Ⅲ型アルツハイマー病とは

ブログ中で何度となく繰り返してきた話ですが今一度確認しておきます。
アルツハイマー病の中には海馬のダメージが少なく記憶障害がほとんどないものがあります。
記憶が失われない代わりに広範囲の脳障害となり、計算や言語や運動に深刻な不具合を起こすことが多いタイプです。
若年性アルツハイマー病のうち約30%(アルツハイマー病全体で約10%)を占めるこのタイプは他の脳疾患(治療法がある疾患)のスクリーニングですべて否定されたのち消去法で「アルツハイマー病」と診断されますが、それはつまり正体不明で治療のしようがないため便宜上「アルツハイマー病」という病名で診断がなされるということなのです。例外というには結構な割合の気がしますがそこは素人のツッコミ。どうせ治療がムリならなんでもいいってことでしょうか。医療的には根拠なく認知症薬が投与されるか放置されるか。一般的なアルツハイマー病に対する支援を提案されても実情に合わず戸惑うことになります。
そして通常、記憶障害を主症状とする典型的なアルツハイマー病にくらべると、およそ3倍のスピードで進行し、かつ易怒性などの感情障害が強く現れ本人にとっても介護者にとっても厳しい闘病となります。さらにその進行の速さから発病から絶命までの期間が短いという特徴があります。

メイヨーで分類では「海馬温存型」とされるタイプであり、リコード法的に「毒性アルツハイマー病(Ⅲ型アルツハイマー病)」と言われています。

過去記事より
 

YOROZUとⅢ型とデトックスと

今や13年目となる闘病生活。通常5年余りで絶命にいたるⅢ型アルツハイマー病としては異例の長期生存を更新中です。アルツハイマー病全体の診断後平均余命の8年も超えました。3倍のスピードで進行するということですから診断から39年を生きながらえたほどの快挙。ま、さすがにそれは言い過ぎですが常識を覆すに足る快挙をすでに達成してると言えましょうか。

何かがおかしいから始まり徐々に「毒素暴露症」の確信を強めていった私たちの取り組みをざっくりと紹介すると

1~2年目

50代という若さもあり記憶障害がまったくなかったのでアルツハイマー病との診断は青天の霹靂。標準医療下の投薬。脳トレ、「感謝と笑顔」「生きがいをもつ」など巷にあふれるおめでたいアルツハイマー病対策。つまり原因を知るにも至れず闘いの土俵にも上がれず病気に負けるがままの日々。痛恨の2年間。

3~4年目

リコード法による生活習慣と代謝改善対策、QSSのシステムによるデトックスを経て「多重毒素暴露症」「毒性物質の脳神経細胞へのダイレクトアタック」という考え方へ。本格的デトックスへの助走期間と言える。近くまできていながら核心に届かず費やした日々。速やかに次へと進むための助言者があれば状況は変わっていたかもとの思いが無きにしも。

5年目~13年目(継続中)

ヌートリジェノミクスを軸足にメチレーションによるデトックスにより「多重毒素暴露症」のケアに集中。

厳しい副反応と闘いながらデトックスを進め

メチレーションによるデトックスがゴール間近となりました

もしもデトックスに取り組んでいなかったら

いまさら繰り返すまでもないことですが、Ⅲ型アルツハイマー病の正体が「多重毒素暴露症」であり「毒性物質の脳神経細胞へのダイレクトアタック」であるのならば、そしてデトックスに対して目をつぶり続けていたならば、今頃は命が失われて久しかったことでしょう。
記憶障害がないままに身体の自由が奪われ、言葉を奪われ、思考の混乱にさいなまれるという苦しみの中で、孤独感は怒りや攻撃となって現れて介護困難で右往左往する期間を経て周囲を含めて絶望のまま絶命しすべてが終わったときにほっと胸をなでおろしたことでしょう。唯一の救いは闘病期間が短かったことだな思いながら...

メチレーション9年目、デトックスは成功したか

さて、リコード法からQSSシステムと医療的介入を経たあとヌートリジェノミクスに取り組んで9年目の今、「デトックスは完了した」と語ってよいでしょうか?否です。前回の検査で活発な排毒を確認してから1年以上たっていますが、経験的に考えて恐らくまだ排泄亢進は続いており出し切れていないものと推測して、排泄終了を確認できる最適な時期を待っています。あるいはこのまま数値的な確認をせずに状態観察のみで人生を終えるまでいくかもしれません。

何をもって成功とするか

これまでに複数の凶悪重金属のバーストを検査で確認できたこと、これまでに経験したことのない長期間の回復フェーズが続いている、しかも回復が訓練による獲得ではない体の状態や反射等の神経中枢に現れていることから、現在の状態は「デトックスは成功したかも?」と思いながら「成功した!」と言える確実な徴候の到来を待っているといったところです。長い闘いでした。ほんとに長すぎる。そしてまだ確実ではないのです。

詳しくは 尻尾をかんだ蛇最終章(その4)で見ていくことにしますが、成功したかもしれないと思う理由、それは訪れる変化の延長線上に「死」を感じることがなくなったです。
アルツハイマー病と付き合った経験がある方にはわかっていただけると思います。アルツハイマー病の毎日はどんなにあらがってもゆっくりと生きる機能を失っていくのを止められないものだということ。その先には間違いなく死があります。Ⅲ型アルツハイマー病においての最大の脅威は毒性物質のダイレクトアタックです。実に強烈です。「毒性物質のダイレクトアタックを感じなくなった」とき、完了でなくても「デトックスの成功」といってよいと思います。排泄終了とは別ですかね。治癒と寛解のようなものかと思います。

メチレーションにこだわる理由

今回は最終章なので攻めぎみで書いていきます。N=1の事例です。解釈、判断は各人にてよろしくお願いいたします。

デトックスをスルーするのは命をあきらめることと同値

単刀直入に参ります。
上述したとおりⅢ型アルツハイマー病であるのにデトックスをスルーするのは命をあきらめることと同値です。あきらめてなるものかと時間とコストと気力をそそぐ、それは自由ですがⅢ型アルツハイマー病においてデトックスなしではすべての対策はむなしく終わることでしょう。

メチレーションによる解毒以外のデトックスは表面を洗浄しているだけ

リコード法を通じて「Ⅲ型(毒性)アルツハイマー病」という考え方に触れて以来10年以上様々なデトックスを経験して続けてきた経験から言います。メチレーションを軽視するデトックスはⅢ型アルツハイマー病に対して成果を出すことができません。私たちの経験をお話ししましょう。

自然に働くはずの解毒システムの破綻

通常、身体には
①毒性物質をからめとり排泄するシステムが働いています。
さらに排泄が間に合わない場合は
②コーテイングして無毒化、一旦蓄積するようになっています。
よほどの曝露でなければ深刻な不具合が現れることなく生を全うできるシステムを搭載しているわけです。

しかしながらⅢ型アルツハイマー病の症状が出てしまっているなら、その時点で、上記の①も②も破綻していると考えてほぼ間違いありません。②の蓄積が飽和状態になり体液中にあふれ出る、もともと弱い①の機能あいまって全身を毒性物質が駆け巡っているはずなのです。

主人の診断当時アルツハイマー病のスクリーニングに毒性物質はありませんでした。今はあるのでしょうか?今でも毒性物質については思考の外なのでしょうか。10年前にリコード法で毒性物質の影響を知り、脳神経外科の主治医に検査ができないかとたのんだところけんもほろろのNO。ここより毒性物質に関しては「自費」の世界へと踏み込みバイオケミカル検査で追跡していくことになります。

私費で邁進する2年間の国内ベースのデトックスライフ

生活習慣で代謝をあげることにより発動するデトックス

このブログでしつこく繰り返してきた「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」です。
リコード法の根幹である生活習慣改善で代謝が活発になり上記①のシステムにより苦手であるなりに排毒が進みます。血中にあふれかえって悪さをしていた毒性物質の濃度が下がり始めると一時的な病状の改善も見られます。下洗い、水洗いの状態。

サプリメントを使った排毒プロトコル

デトックスについて巷にはいくつもの流儀がありにぎやかですがⅢ型アルツハイマー病にとっては焼け石に水。多くのプロトコルでB12を推奨していて、それはすなわちメチレーションを意識しているわけですが遺伝的に破綻している場合まったくと言っていいほどに効果がない。どころか神経的な症状が出るなどの不具合が出ることを「好転反応」と言ったりしていて気持ち的に苦しい思いをしました。油汚れを水の中でぐるぐるかき回しているような状態。

QSS社製品による排毒プロトコル


数値をとってもはっきりとわかる成果あり。QSS社製品の強みはサプリメントのリポソーマル化でありB12についてもリポソーマル化されたものを使用するため条件が合えばメチレーションを強力に活性します。専用洗剤で表面を洗い流したような状態。
この結果を見て回復&治癒を期待しないなんて無理なレベルです。当時は「多重毒素暴露症」を正しく理解できていなかったのでわくわくと回復を待ちました。回復しない。。。
残ってしまったバイオトキシンのせいなのかと決してお安くない費用をかけてもうひとセットのプロトコルを実施。成果はあれど回復の大波は来ない。

医療的キレート療法

繰り返すデトックスプロトコルと数値上の成果にもかかわらず病状はかんばしくない。猛毒タリウムとヒ素についての改善が期待を下回るなどから手綱をとってくださっていた分子栄養&QSSチームDr.の勧めで「毒物急性中毒」治療に使用される医薬を使ってのデトックスに挑むことに。レセプトを通す検査を揃えられないため「私費」。このプロトコルにより主要な毒性物質はゼロレベルになり「医薬品さすが!」となりました。Dr.的にはデトックス完了。しかしこれは例えるならば中綿が汚染された布団の側だけを洗浄したようなもの。時間とともに内側からジワジワ染み出してきてどこまでも何度でも繰り返すかあるいはどこかであきらめるか。

メチレーションに到着する

上記のようなデトックスといまいちすっきりしない成果に悶々としながらやっとのことでメチレーションにたどり着いたのがポータルサイトを通じてHHIより直接の栄養指導を受けられるシステムが整備される直前のことでした。国内のエージェントが中に入るプロトコルサポートサービス経由で遺伝子検査はじめいくつかの検査を受けて進め始めていたところでポータルの開設となり乗り換え時の混乱で検査結果が行方不明になるなどのトラブルを経ての本格スタートでした。

アカウント開設ページへのURLはこちらです。

アカウントではDr.Yaskoと直接のやり取りが可能です。はじめに、これまでのDr.がデトックスの効果で徐々に改善していくだろうと語っている旨をお知らせしたところ「今は解毒を考えるよりもメチレーションに集中するべきです」というメッセージが返ってきました。

この言葉の真意を理解するには何年もの時間がかかりました。

そこまでのデトックスでどれだけ成功をおさめたように見えていてもそれは無毒化され蓄積した毒素に届いていないことがDr.Yaskoにはわかっていたのでしょう。メチレーションとは上記の②の部分、すなわち無毒化されて組織に沈着・蓄積した毒素にアプローチする手段で2年(それでも当時は長いと思っていた)ぐらい頑張ったところで解決するものではないというのが現実です。

メチレーションに取り組んだ8年間

こちら記事にざっくりまとめました。

見出しだけ並べると
調整期:約1年
排泄期:約2年
大量排泄期:約2年
プチ回復期:約3年(継続中)
となっています。

出し切ったはずの毒性物質の再登場

長々と書いてきましたがこの記事の核心にようやくたどり着きました。
いいですか?上記の2年間で毒性物質はゼロのレベルまで落とせていたはずなのです。

それなのにガチでメチレーションに取り組むとわらわらと出てくるのです。しかも見たことのない高レベルで!

国内Dr.指導のもと、かなりの高額なデトックスプログラムと確認検査ののち「きれいに解毒できました。回復を待ちましょう」という言葉を何回も聞いてきたにも関わらずです。この現象はメチレーションをはじめたことで初めて上記②の沈着していた毒性物質が動いたと考えるのが自然だと思います。そして大量排泄の後に訪れる様々な改善から、ここで動いたものは全身にダイレクトアタックを続けていた毒性物質だと解釈します。

デトックス成果とそれに伴う現象についてはブログ内で繰り返し記事にしていますので興味のある方はお探しください。

最新の解析は

Ⅲ型アルツハイマー病で、そして超速で命を終えることに抵抗するのなら1日も早くメチレーションによるデトックスを始めるべきだったと強く思うところです。コスト的にも時間的にも。特に時間。アルツハイマー病の進行は待ってくれません。デトックスの成功を見る前に命が終わってしまう可能性も大いにあった(まだ安心はできない)わけです。
実際には情報にたどり着くまで、そして納得して着手するまでに時間が必要だったので、可能な範囲で最速のアクセスだったと思いたいのです。しかしそこは成功してナンボ。時間は残酷です。

今後の展望

あくまで個人の話です。

プロトコルとしての展望

8年を超える取り組みから主人はどのサプリメントでどのような反応をするのかがほぼわかってきました。今後必要なケアとかかる時間を予測するならば一段落するまで今後少なくとも3年のフルメチレーションの取り組みが必要だと予想します。それまでに検査を出しても途中経過を知るだけで確認にはなりませんし、年齢的なことも考慮に入れてサプリメントの調整も若干プロトコルをはずれて攻めから守りの方へと移行しています。さらにmRNAを使う身体に負担の大きいとどめのプロトコルがありますがそちらはスルーする予定です。

毒性物質が蓄積してしまう原因が遺伝的な解毒機能の弱さであるのですから、生きている限りデトックスは課題としてついて回ります。ミニマムのメチレーションケアとハンドメイドの排毒ケアを組みあわせて、数年に一度の確認の検査を回しながら見守っていくつもりです。

神経再生への期待

取り組み最初期に期待した「健常者に近い生活能力を取り戻したい」という望みは無理だろうということはずいぶん前に納得していますが、これ以上の神経崩壊を起こさず年単位で見たときにいくらかの回復が見えるかもしれないというレベルの期待。要するに「死にはしない」と「やり方によって発達という道を通って改善していくかもしれない」という時間を生きています。

毒性物質からの解放がもたらすもの

現在、主人は失語の状態なので本人に確認することはできないのですが、様子を見ていて感じるのは「体が楽になった」のだろうということです。睡眠障害、常時イライラ、光が暗い、音が聞こえにくい、消化不良、不規則な排便、身の置き場に困るなどはなくなってみて初めて「そうか、今まで苦しかったんだな」とあとから納得するのではないでしょうか。とにかく末期認知症患者としては医薬のお世話になることもなく実に安楽な暮らしをしています。徐々に減り始めていた髪の毛がまた生えてくる、皮膚のキメが細かくなる、見た目の若々しさ。体内にため込んでいた毒性物質から解放されればそりゃあそうなるだろうねと思います。詳しくは次の記事でまとめる予定です。

もとより毒性物質の影響が少ない典型的なアルツハイマー病には当てはまらないかもしれませんがⅢ型アルツハイマー病患者にとってはとても大きなことのような気がします。

インフォメーション

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