毛髪検査で考えるリコード3年間(その4):検査と症状を突き合わせて考える

リコード2年の振り返りに3年目の体当たり
国内ラボ&海外ラボ 毛髪検査から読み取るレポートその4回目


前回レポートから、あっという間に3か月
3年間の総括シリーズ、途中COVID-19の嵐があったりして、4年目のジタバタ、猛進撃を続けているYOROZUです。成功あり、失敗あり、でこぼこのリコードライフレポートを参考にしていただけるとうれしいなと思いながら続けます。

レポートシリーズです
リコード2年 をレポート / 解毒篇その1(こんなことをやりました)
リコード2年 をレポート / 解毒篇その2(水銀)
リコード2年 をレポート / 解毒篇その3(バイオトキシン)
リコード2年をレポート  / 解毒篇その4(検査結果から
リコード2年 をレポート / 生活篇その1(知らずにやってました
リコード2年 をレポート / 生活篇その2(検査難民 めかくししたままのあゆみ)

今回もサムネイル、殴り書きのメモでごめんなさい!
こうやって勉強したんですよ。何度も何度も代謝関連の図を書いて、気になることを書き込んで。タイミングとバランス、それらを確認する検査、「なんでこーなるの!?」を読み解いて次の対策へ。

復習:1年目の代謝破綻

リコード1年目、2017/06(下の棒) と 2018/03(上の棒) の比較
いきなりB12を摂取してリチウムの枯渇をおこし、さらにハイドースのメチルB12を投入した上記期間で代謝が破綻してしまったことがわかる毛髪結果。

Rube Yorozu
コバルト
リチウム

充分なリチウムとともにB12がメチオニン回路で適切に使われたなら、高レベルでリチウムとコバルトが毛髪に検出されるはず、なのですが・・・

痛恨の空振りを経験したからこそ、お伝えしたい。

「メチオニン回路をぐるっと1週、高速ハイウェイをすっとばし多量のCH3をつくるためにかかわっている酵素たちはこんなにある。バランス確認なく乱暴なことはしない方がいい」
(サムネイルのメモを転記)
 
酵素活性の状態はひとりひとり違うのですから、同じサプリメントであっても反応がちがっていてあたりまえで、YOROZUの場合はすべてが裏目に出てしまったのですね。
ここでバランスが成功したら、CH3が潤沢に作られ、神経伝達物質の安定や、遺伝子装飾による代謝改善、ホモシステイン値が下がり、解毒能がアップするというかなめの部分なので、知らなかったとは言え残念至極です。

毛髪で見る2年目の代謝状況

オーソモDr.の指導のもと、アマルガム除去、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴、ドクターズサプリメントの摂取、他、Ver.ヨロズとして考えられる限りの対策をした2年目です。
2018/05 → 2019/03 DDIラボでの検査です。


解毒対策をめいっぱいやったわりには毒性金属の排出は、ほんの少し活発になったかも?程度です。銀、錫、鉛の排泄増加は水銀の陰にあったものが、アマルガム除去によってつかまえることができるようになった、と見られなくもありませんが、まだまだため込み体質です。


そして衝撃的な必要ミネラル 2018/05 → 2019/03 左側、不足方向へふりきれている棒が増えています。2年目の努力が裏目、ミネラル不足がこれでは相当深刻です。

リチウム、コバルトはずっと検出不能レベルです。つまり、B12は空振りを続けてメチオニン回路は止まったまま。サプリメントを入れたために代謝が悪化してしまった。

他ミネラルもバイオトキシンのために吸着剤を多用したことによる枯渇、代謝関連酵素のバランスを無視したサプリメンテーションで、干渉しあって流れてしまい、使えていないと読めます。

なぜこうなったのかあきらめずに考える

YOROZU×オーソモDr. も真剣に取り組んだ1年間。
「B群は大切ですから、こちらで責任もっておススメできるものに変えてみませんか?」
「検査にお金をかけるよりも、続けてみることで症状がどう変わるかを見ていきましょう」
「重要サプリですからDHAは吸収のよいものを処方しましょう」
「抗酸化は何においても大切ですから、点滴で入れるのが一番だと思います」etc.

代謝的に改善させられていないにも関わらず、この間1年は緩く回復の傾向が続いていました。
「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」を極限までポリッシュアップして、機能リハビリにも鬼のごとく取り組んでいたことの効能と、根本解決にはなっていなかったけれど、点滴を中心にした対症療法の威力を改めて認識しておくべきでしょう。

「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」は効果あり!

そして、ごはん・すいみん・うんどう・おふろの範囲を超えてリコードをやりたいと考える方がいたら、本を片手にちょっとやってみるのではなくて、リコードに理解のあるDr.の伴走で進むことをやっぱりYOROZUはおすすめしたいと思います。その場合、サプリメントに対する経験豊富なオーソモレキュラーDr.はとても頼りになる。

主人はうまくいきませんでしたけどね。その理由は遺伝子にあり。詳しくは後述します。

「症状がどう変わるかで見ていきましょう」という栄養療法のスタンスは正しいと思いますが、哀しいことにYOROZUの場合は「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」の効果で代謝不全が隠されてしまっていました。症状だけでなく検査で評価することは大切だと思います。

ヌートリジェノミクス的分析で進む3年目

「ざんねんです・・・もとのサプリにもどしますか?ハイドースのものを輸入して処方しましょうか?」

えっと、Dr.それはないですよ、プロとして信頼してるからこそ「自費」のお金をお払いしてるのです。根本原因を改善するための提案が欲しかった。実験するなら自己責任でやります。そして、ちょっと残念、「私のスタンスは変わりません、私が良いと思うことでお手伝いします、またその時はおっしゃってください」といわれてしまったので、メチレーション遺伝子を読み解く勉強は自力で進むしかありませんでした。

「人によりますからねえ」とか「やってみないとわからないんです」というDr.「やっぱり効かなかった」とあきらめる患者、ちょっと待った!ほんとにそれでいいんですか?

代謝の改善にむけて

YOROZUはしぶといので、まず、遺伝子検査をしました。
メチレーション関連遺伝子検査こちらです↓


出ました!30項目中なんと15項目に変異遺伝子があり、解毒に重要な部分に代謝不全スーパーコンボがばっちり決まっていました。標準的なサプリメンテーションでは空振りするのが当たり前です。

当然、蓄積した毒素は山のようで、遺伝子考慮でメチレーションケアをしながら、解毒、排毒、ミネラルバランス、調べて進んで、反応を確かめてまた調べてやり直してで1年が経過しました。


下から、2018/06 → 2020/02 → 2020/05
コバルト

リチウム

コバルト、B12の利用がまだ十分ではないですね。リチウムももう少し上げたいです。このレベルだとDDIのデータでは低すぎて読みにくいぐらいですが、検出不能からここまで改善しました。

他ミネラル


不足になっている項目は「鉄」です。バイオフィルム対策継続中につき低レベルに押さえてあります。ハーブを使い、鉄欠乏性貧血になってないかは血液検査でチェックしながら。

ヌートリジェノミクス的解毒

遺伝子的に解毒苦手のスーパーコンボを持つ主人ですから、バイオトキシン&化学物質の排泄は超慎重に進めました。QSSのBlackBoxⅡをベースに代謝考慮で。


そして痛恨の再感染から2度目のBlackBoxⅡ
同時進行で、EDTAをつかった砒素対策からのバイオフィルム破壊~細菌対策

これで終わり、後は神経再生へまっしぐら!と言いたかったのに、まさかのタリウム被曝発覚からのタリウムプロトコルNOWです。

今回のまとめ

症状だけで判断しないこと

失敗したのではっきりといいます「アルツハイマー病 真実と終焉」に述べられている標準的なサプリメンテーションではうまくいかない場合があります!

そして、重要なこと。代謝を動かすサプリメンテーションの失敗の場合、たいてい何も起こりません。たぶん効いてるんじゃないのかな?と思うとき、それは「ごはん・すいみん・うんどう・おふろ」の効果かもしれないのです。

反対に、サプリメンテーションが成功して代謝が動き出すと、急に具合が悪くなってびっくりすることがあります。「不全」とは言え、本人的に長年付き合ってきた身体ですからそれなりにバランスがとれていることが多いのです。そこを崩してしまうのでびっくりする。ヌートリジェノミクス的には当たり前のことが意識されないまま、安易なサプリメンテーションで「リコードは身体に合わないみたいだからやめる」というケースもあるかもしれないと危惧しています。

そして当然ですが、致命的な失敗もありうる。

致命的な失敗なのか、成功によってバランスが崩れたかを判断するためには代謝の特性を知っておくこと、起きるかもしれないネガティヴ反応に対してアンテナを張っておくこと、それに対する対策を用意しておくこと、そして検査数値と突き合わせて判断することが必要なのだということを、この3年で学びました。特に、解毒関連では、炎症がつきもので、うまくいってるからこその「ネガティヴ反応」がひどく出ます。そのままでは「解毒負け」してダメージを被ることにもなりかねないことも。

やる?やらない?解毒は命がけ

ヌートリジェノミクス的に細心の注意を払って進めている解毒対策ですが、ヒヤヒヤすることの連続です。放置してたら確実に悪化する。対策したら必ず一時的に悪化する。
3年目から4年目になだれ込んでいる解毒との付き合いを引き続きレポートしていきますね。

インフォメーション

ヨロズ公式Webサイトはこちら。
ReCODEプロトコルver.ヨロズ、他、全活動についてご案内しています



Facebookグループ 何ぴともアルツハイマー病で死ぬなかれ! ではヨロズのヌートリジェノミクスNOWを主にライヴで発信中。



ヌートリジェノミクスの第1歩
メチレーション関連遺伝子検査↓こちらです
23andme の遺伝子検査を検討なさっておられるなら、こちらをおススメします。あとあととても役に立ちます。


なんでこんなにお値段が!?ってほどの違いがありますが、

88ページのガイドブック
247ページの遺伝子別 対応の手引き
63ページのそれに対する解説

検査結果に対する解析、アドヴァイス、すべて日本語でサポートなしで乗り切るのはかなりの根性がいるものかと思われます。
経済的に苦しいヨロズは可能な限り英語で頑張ります。

ヌートリジェノミクスは まずこちらの本から


Amyプロトコルの日本語による全面サポートはこちらです


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主人は改善が難しいと言われる型ですが 私たちは歩き続けています。

ヨロズオリジナルグッズ

闘病7年目の精神世界を描く奇跡のアルバム「今吾誦(いまあじゅ)Image san nom」
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Youtubeチャンネルにリハビリの様子が時系列でならんでいますYOROZU×YOROZU

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